「冷蔵庫との対話」アクセル・ハッケ
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「南ドイツ新聞マガジン」に連載している(どうやら現在も継続中みたいです)という、アクセル・ハッケのコラムを本にまとめたもの。なかなかシュールでウィットが効いてて、面白かったです。特に面白いのは、冷蔵庫との対話シリーズ。「捨てられるのではないか」と常に怯えてる、ちょっぴり古い型の冷蔵庫の名前はボッシュ。彼がなんとも言えないいい味を出しています。で、ビール片手のハッケとボッシュの会話は、完全におやじのぼやきなんですよね。(笑)
でもハッケときたら優柔不断だし、要らない物も捨てられないし、冒険心がまるでない小心者だし、新しい物、特に機械関係は大の苦手だし、奥さんのパオラにやり込められるのももっともだーって感じ。私だって、これじゃあやり込めたくなっちゃいますよぅ。それでもハッケとパオラはやっぱりいいコンビだし、2人の息子のルイスも合わせて、とってもいい家族なんですけどね。
いつもコンビを組んでいるミヒャエル・ゾーヴァのイラストが今回は表紙しかないのは残念でしたが、でもこの話にゾーヴァだったらどんな絵をつけるのかな、と想像するのも楽しいです。(三修社)
+既読のアクセル・ハッケ作品の感想+
「キリンと暮らす クジラと眠る」アクセル・ハッケ ミヒャエル・ゾーヴァ
「冷蔵庫との対話」アクセル・ハッケ
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冷蔵庫との対話 / アクセル・ハッケ / 三修社 『ちいさなちいさな王様』の作者でもあるハッケが「南ドイツ新聞」に連載しているコラムの傑作集。 目次の表題の多... » Lire la suite
はじめまして!
mixiで「冷蔵庫との対話」が載っていて、これは面白いタイトルだなー。と検索してやってまいりました。
いいレビューですね!ちょっと読みたいと思わせるような。
他のタイトルもちょっとだけ見ましたが、ガッチガチなものから適度にミーハーなものもあってちょうどいいヌケ感です。
最近本のレビューのお気に入りページがなかなかないので、これはいい出会いです!
raikaさん、はじめまして! ようこそいらっしゃいました。
いいレビューだなんて、ありがとうございます。嬉しいです~。
自分では読んでる本がバラバラだなあと思っていたんですが
「ちょういいヌケ感」と仰っていただくと、これもなんだか嬉しくなっちゃいます。
この本、楽しいのでぜひ手に取ってみてくださいね。^^
またお気軽に遊びに来てくださいませ~。