「琥珀枕」森福都

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200歳とも300歳とも言われるすっぽんの徐庚先生に師事している、県令の1人息子・趙昭之。今日も2人で香山の照月亭へと赴き、街を見下ろしながら世の中のことについて学んでいます。
森福さんお得意の、中国を舞台にしたミステリ風味の連作短編集。「森福版"聊斎志異"」という言葉にも納得の少し不思議な雰囲気が漂います。すっぽんの徐庚先生は、本当に「すっぽん」の化身だし、その他にも幽霊や人面瘡が当たり前のように登場。でもそんな妖異が登場しても素朴でのんびりとしていて、こういう雰囲気は大好き。
でも、とても面白いんだけど、どこか決め手に欠ける気もするんですよね。短編同士の繋がりが薄いからかなあ。キャラクターのインパクトが弱いのかなあ。(昭之のお父さんとお母さんは好きなんだけど!)それにいくら社会勉強と言っても、他人の生活を勝手に覗き見してるというのがちょっとね。しかも高みの見物だし...。この部分でもう少し説得力があれば良かったのになあ。(光文社)


+既読の森福都作品の感想+
「琥珀枕」森福都
「漆黒泉」森福都
「狐弟子」森福都
「楽昌珠」森福都
「肉屏風の密室」森福都
Livreに、これ以前の全作品の感想があります)

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ワタシ的評価:★★★☆☆ ややネタバレ気味です。 昔の中国が舞台の連作短編。 主人公はとある県の役人の息子、趙昭之(ちょうしょうし)12歳。・・・と、... » Lire la suite

森福 都 「琥珀枕 」 安心の森福さんの中国伝奇モノ。 此度の物語では、すっぽんの化身が出てきます。すっぽんとはいえ、非常に長い長い時を生きて... » Lire la suite

Commentaires(2)

私は割と好きだったんですが、確かにご指摘の部分は、弱いかもしれませんね。
それぞれの短編が繋がっている部分もあったので、そういう風に展開していくのかなぁ、と思ったら、あとはあんまり関係なかったり、とか。
まぁ、高みの見物は、すっぽんだしなぁ、という気もしますが。笑
森福さんの次回は、四季さんオススメにいってみたいと思います!
オススメ、ありがとうございました♪

つなさん、コメントありがとうございます~。
あはは、やっぱりすっぽんだし仕方ないですか。(笑)
既にちょっとうろ覚えになってるんですけど
面白い短編があっただけに、あと一歩何かが足りないのが残念だったんです、確か。
森福都さん大好きだから、期待しすぎちゃったのかなあ?(苦笑)
オススメの2冊は、ほんと大好きなんです! 気に入っていただけるといいな~。
感想、楽しみにしてますね。^^

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