「体の贈り物」レベッカ・ブラウン

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たらいまわし・本のTB企画「第5回 あなたが感銘を受けた本は?」で、せいこさんがあげてらした本。...この企画のおかげで、私の「読みたい本リスト」は、以前よりも一層長くなってます。(笑)
そしてこの「体の贈り物」は、「汗の贈り物」に始まる11の連作短編集。死期が迫り、自分の身の回りのことが上手くできなくなったエイズ患者たちを訪ねるホームケア・ワーカーが主人公。週に何度か訪問し、家を掃除し、料理を作り、入浴させ、話し相手となり、時には患者を抱きしめる...。そんな日々が、とてもシンプルな文章で淡々と描かれています。...とは言っても、「エイズ」という言葉から想像するような、普通の闘病記とはまた全然違うのです。本当に、信じられないぐらいシンプル。余分な情報がすっかりそぎ落とされている状態で、あまりに情報がなさすぎて、最初は主人公が男性なのか女性なのか分からなかったぐらい。主人公がホームケア・ワーカーとして働くようになったきっかけの話なども、まるでないんですよね。でもそれが逆に、「今」を鮮やかに浮かび上がらせているようで、すごく胸に迫ってきます。これは感銘を受けるというのも良く分かるなあ、という作品でした。(新潮文庫)

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ボクたちは生きている。 これが真実として、じゃぁ、ボクたちは生きているから幸福だ » Lire la suite

Commentaires(2)

四季さん、こんにちは。
またTBさせていただきました。

四季さんの記事に「体の贈り物」があったので、また読み直して記事を書いてみました。

まだ読んでなかったほかの作品にも触れてみたのですが、レベッカ・ブラウンという人の作品は、どれもとても上質の贈り物でした。

遠江さん、こんにちは。
実は私も遠江さんのところはちょくちょく拝見していたので
この本の記事も拝見していたのです。(読み逃げしててごめんなさいー)
なんと私の記事にあったのがきっかけで、再読されたとは!
ありがとうございます。嬉しいです。

レベッカ・ブラウンの本はこの「体の贈り物」しか読んでないんです。
他の本もやはり上質なんですね。いずれ読んでみたいです。

TBどうぞお気になさらず! 全然手間じゃないですから(^^)。

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