「11枚のとらんぷ」泡坂妻夫

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真敷市の公民館創立20周年記念ショウが行われることになり、地元のアマチュア奇術師たちの集団・マジキクラブも出演することに。数々のハプニングに悩まされながらも、なんとか迎えたフィナーレ。しかしその頃、メンバーの1人は自宅で殺されていたのです。
うわあ、面白かった! こんなに楽しい作品を今まで読まずにいたなんて勿体なかった!
ええと、作品は3部構成となっていて、まず第1部はマジックショウですね。ここでのエピソードもすごく楽しいんですが、この作品で何といっても特筆すべきなのは第2部。ここでは、第1部で起きた殺人の見立てに使われた、「11のとらんぷ」という短編集が読めるんですよー。これがもう独立した1つの作品として読んでもいいぐらいの面白い作品。こんな作品を作中作に使っちゃうなんて、勿体ないんじゃ... と他人事ながら心配してしまうほど。いや、すごいですね。さすが短編の名手・泡坂氏。そして第3部は解決編。ここでも、あーんな所にもこーんな所にも伏線が張ってあったことが分かって、もうびっくり。
いやー、ほんと隅々まで気の行き届いた作品だったんですね。まるで本物のマジックショウを見てたみたいに気持ち良く騙してくれて、すっごく面白かったです。これが長編デビュー作だっただなんて凄いわあ。と、大絶賛なのでした。読んで良かった♪ (画像は創元推理文庫ですが、読んだのは双葉社文庫です)


+既読の泡坂妻夫作品の感想+
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「奇術探偵曾我佳城全集 戯の巻」泡坂妻夫
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11枚のとらんぷ(創元推理文庫 402?11)泡坂妻夫著出版社 東京創元社発売日 1993.05価格  ¥ 693(¥ 660)ISBN  44884021... » Lire la suite

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