「泣く大人」江國香織

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「泣かない子供」と対になるようなエッセイ集。あとがきにも、「泣かない子供」だった江國さんが、5年経って「泣く大人」になったのだと書いてありました。でもむしろ、その2つのエッセイの間に書かれた「いくつもの週末」と、すごく好対照になってるような。「いくつもの週末」は、江國さんが結婚2~3年目頃に書かれたというエッセイ集なんですけど、ものすごーく尖っていて、読んでいて凄く痛かったんですよね。この人はなんで結婚なんてしたんだろう?って思ってしまったほど。でもこっちの「泣く大人」の江國さんは、もっと穏やかで落ち着いていて幸せそう。やっぱり自分自身の場所を見つけたっていうのが大きいんだろうなあー。「分かる分かる!」ではなく、静かに「分かるなあ」と思う部分が多かったです。
で、最後の4章は読書日記になってるんですけど、江國さんの紹介を読んでいると、どれも読みたくなって困っちゃいます。特にA.A.ミルンの「幸せなダイアナ」。うー、これはほんと読んでみたい。それと月が欲しいと思いつめてまわりを困らせる王女さまの童話。ファージョンの「ムギと王様」の中に入ってる話でも、そういうのがあったなあ。ジェームズ・サーバーで検索してみると... きっとこれでしょうね、「たくさんのお月さま」。これも読んでみたいな。あと、先日読んだばかりの「体の贈り物」が載ってたのが妙に嬉しかったり♪ や、ほんと良かったですもんね、この本は。(角川文庫)


+既読の江國香織作品の感想+
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「泳ぐのに安全でも適切でもありません」江國香織
Livreに、これ以前の作品の感想があります)

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