「生首に聞いてみろ」法月綸太郎

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有名な彫刻家・川島伊作が癌のため逝去。その遺作となったのは、1人娘の江知佳を形どった石膏像でした。しかし家人が伊作を救急車で病院に連れて行っている間、無人となったアトリエに何者かが忍び込み、その首を切断して持ち去っていたのです。その死の前日、偶然、江知佳と知り合いになっていた法月綸太郎は、その事件に巻き込まれることに。
いやー、「二の悲劇」から実に10年ぶりの長編なんだそうです。力作ですね! これぞまさに本格ミステリといった感じの、とても端整な作品。(だと思う) この物語の舞台となるのが、今から5年ぐらい前、まだ20世紀の頃というのが、執筆に相当時間がかかったんだなあと、ちょっぴり哀愁を漂わせてますが...。(笑)
彫刻に関する話はとても面白かったし、久々の探偵・法月綸太郎も相変わらずで、なんだか嬉しくなっちゃう。伏線の張り方も、いかにも法月さんーっ。最後の解決編がちょっと唐突だったり、「それ、本当にバレなかったの...?」って部分もあったんだけど、でもやっぱり面白かったです。いい作品を読んだなーって感じ。(角川書店)

そっかー、各章のタイトルはキングクリムゾンだったのね。

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Commentaires(4)

駄目でした。
私、なんか読み方間違ってしまったのかしら?
でも『双頭の悪魔』も駄目だったから、多分そういう性質(たち)なのね(^.^)

あらー、ダメでしたか。それは残念。
もしかしてこのシリーズは、この作品が初めてですか?
「双頭の悪魔」にしても、これにしても、
シリーズの積み重ねというのがかなり大きなウェイトを占めるので
それ以前を飛ばして読むと、ツライものがあるかもしれないですね。
でもまあ作者にしても、「シリーズ通して読め」とは言えないわけだし
途中からでも惹き込めなくちゃウソなんですが~。


要するに新本格が合わないのかも!?
綾辻行人さんの「館シリーズ」なんかもダメかもしれないですね。
ということで、きっぱりすっぱりやめときましょう。(笑)

最後に大きなサプライズがないのが、物足りない気もしますけど、
それは僕がそういう本ばっかり読みすぎているからでしょう。

本当の意味で本格推理かもしれないですね。

お、最近そんなにサプライズが大きい作品に当たってますか?
それはいいですねえ。(という私はミステリ度がやや薄くなってるからなあ…)

新本格作家の面目躍如の、本格らしい本格作品だと思ってます!

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