「真夜中の電話」ロバート・コーミア

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古い劇場のバルコニーが落ち、その下敷きになった22人の児童が亡くなるという惨事。16歳のジョン・ポール・コルバートは、その時丁度バルコニーにいたことから、そして暗闇の中でマッチを擦ったことから、25年経った今でも電話や手紙、そして新聞記事に「人殺し」と責められながら、ひっそりと暮らしていました。
ということで、昨日に引き続きコーミア。前回のサスペンスから一転して、今回はホラーでした。劇場のバルコニーが落ちたのは、劇場主が老朽化を知ってて放っておいたから。でもその劇場主が自殺しちゃうから、遺族のやり場のない怒りは、ジョン・ポールにぶつけられるんですよね。遺族のやるせない気持ちも、25年経っても遺族にとっては事件は風化しないというのも分かるんですけど... それで25年を費やしてしまうってどうなんだろう? ジョン・ポールだってまるで責任がないわけじゃないけど、でもだからってどうすればいいの?
あ、でもこの作品の主人公はジョン・ポールではなく、実は息子のデニー。彼もまた、「人殺しの息子」とののしられたり白い目で見られたりしてるんですよね。彼自身には、何も係わり合いのないことなのに。
...そしてそんな恨みの1つが息子の方に向かった時...
実はそっちがメインです。ということで、すっかりズレたことを書いてますが、でも昨日の「僕が死んだ朝」よりも良かったな。(扶桑社文庫)


+既読のロバート・コーミア作品の感想+
「ぼくが死んだ朝」ロバート・コーミア
「真夜中の電話」ロバート・コーミア
Livreに「チョコレート・ウォー」「フェイド」の感想があります)

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