「雨にもまけず粗茶一服」松村栄子

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色んな方にオススメされたこの本、評判にたがわず面白かった! 読み終わりたくないーって思ったのは久しぶり。
主人公は、弱小茶道家元の18歳の跡取り息子。受験勉強をしてるはずが、いつの間にか教習所に通ってるし、京都の大学を受験する当日は横浜にライブ! それがバレて怒られて、結局家出することになってしまいます。京都なんて絶対近寄りたくないと思ってるのに、なぜか京都に行く羽目になるし、茶道なんて嫌いだと思ってるのに、なぜかお茶の先生の家に居候することになるし、しかも見るからにロック少年で髪の毛も青いのに、ひょんなことから育ちの良さが垣間見えてしまうこの主人公。お茶から逃げようとしてるのに、後から後から追いかけられてるのが可笑しい♪ でも、小さい頃からちゃんと躾けられてるのって、やっぱりいいですね。ちょっと羨ましくなっちゃうな。
茶道のことはいっぱい出てくるけど、全然知らなくても大丈夫。むしろ全然知らない方が、新しい世界が見えて楽しいかもしれないですね。という私も、久々にお茶室のあの空間を体験したくなりました。きりっとしたあの空気、大好きなのです。お正月に祖母の家に行ったら、久々にやってみようかしら。(うちの祖母もお茶の先生)
テンポが良くて軽快で、脇役陣も個性たっぷりで、とっても楽しい作品でした。松村栄子さんがこういう作品も書いてらっしゃるとは、びっくりです。以前「紫の砂漠」「詩人の夢」というファンタジーを読んだことがあるんですが、もう全然雰囲気が違うんですもん。もしかしてこっちが本来の松村さんなのかな。それに松村さんって、実は芥川賞作家さんだったんですね。それもびっくり。(マガジンハウス)

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Commentaires(4)

ようやく読めたんですね。よかったよかった。
なんだか薦めたくなる本だとは思いませんでしたか。どの人物も「なんていいやつなんだ!」と思えるし。

松村栄子の芥川賞受賞作は出たときにすぐ読んだので、本作を読んだ時のギャップは相当大きかったです。でもいろんな顔を持つ作家はいいですね。

Izumiさん、こんにちは!
そうなんです。先週末にようやく回ってきて!
取りに行って、早速読んでしまいましたー。
いやあ、面白かったです。
読み終わりたくなくて、途中何度も前に戻って読み返したし
読んだ後は読んだ後で、すっかり幸せな気分になっちゃいました。
本当に人に薦めたくなっちゃう本ですね。
今度本屋に行ったら買ってしまいそうですー。

Izumiさんは、芥川賞受賞作を読まれてるのですね。
ほんと、いろんな顔を持つ作家さんはいいですね。
本を開くたびに、ワクワクしちゃいますもん。

私はまだこの一作しか読んでいないので、ぜひ他も読んでみたいとおもいます!

chiekoaさん、こんにちは!
ファンタジーはまた全然雰囲気が違っていて、でもこちらも素敵でしたよ。
他にいい作品があったら、ぜひ教えて下さいね♪

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