「ラピスラズリ」山尾悠子

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自分へのクリスマスプレゼント2冊目。装丁がとても美しい本で、汚したりしないように普段以上に気を使ってしまいました。青のクロス張りにパラフィン紙。さらに函。クロスの青は、ラピスラズリというよりはむしろトルコ石という感じの明るい青なんだけど(ここの画像の色は函の色で、クロスはもっと明るい色)、表紙に飾られたG.F.ウォッツの「希望」という絵が、この明るい青色と良く合っていて、また素敵なんですよねえ。で、よくよく見たら、函の「Lapislazuli」の文字がラピスラズリ色でした。(笑) 
全部で5章に分かれていて、最初の「銅版」で見た銅版画の情景が、次章以降で物語として展開していきます。すごく静かなのに、なんとも言えない雰囲気があって、イメージを喚起させる文章。絵画的というか、時には手触りや匂いを感じるような気がするほど。一読して、まだあまり理解していない部分もあるんですが、でもそういうのは、これからゆっくり理解していけばいいんでしょうね、きっと。キリスト教的な死と再生を強く感じる作品でした。最終章の「青金石」みたいな話が最後に来るところがまた嬉しいのだわ。(国書刊行会)

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