「サンネンイチゴ」笹生陽子

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ちょっぴり疲れ気味なので、「陋巷に在り」はまたしても一休み。残りあと3冊なので、読むのが惜しくなったという話も...?(笑)
ということで、今日は笹生陽子さんの「サンネンイチゴ」です。内向的で友達を作るのが苦手。色々と思ってはいても、なかなか口に出しては言えない、中学2年生のナオミが主人公。先生に理不尽にいびられてるクラスメートを見た時も、心の中では勇ましく啖呵を切ってるのに、現実のナオミは何も言えないまま。そんなナオミですが、ある時カバンを盗まれたことから、学年一の問題児のアサミや、アサミの彼氏というウワサのヅカちんと話すようになって... という話。
物語の中には重い問題も色々と含まれてるんですけど、さらりと描かれてるので読後感はとても爽やか。本当にこれでいいのか...?と思う部分もあるんだけど、でもナオミの成長物語としては、やっぱりこれでいいんでしょうね。こういう話って、どこまで掘り下げるかによってまるで印象が違ってきますよね。例えば先生が生徒をいじめる話といえば、まず乙一さんの「死にぞこないの青」が浮かんだんですけど、さすがにあそこまでいっちゃうとね...。やっぱりこの爽やかさが笹生さんの持ち味なんでしょうね。読み終わった時に明るい気持ちになれる作品です。(理論社)

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 森下ナオミ。小心者で存在感のかけらもない中学2年生、文芸部。学校帰りに寄り道した古本屋を出た後、前かごに入れていたサブバッグがなくなっていることに気づく。その... » Lire la suite

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