「EDGE」「EDGE2 三月の誘拐者」とみなが貴和

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ホワイトハート文庫にしては硬派な作品だとは聞いてたんですけど、ほんとにそうでした! うわー、これはほんとホワイトハートじゃあ勿体ないですよぅ。や、私はホワイトハートも好きですけど、読者がすごく限定されそうですからねえ。すごく骨太な作品なんですもん。もっと幅広い層に読んでもらわなくっちゃ! って言ってる間に口コミで広がってるのかな?(笑)
主人公は、民間人でありながら、天才的なプロファイラーとして警察に協力していた大滝錬摩。3年前に起きた事件が元で、今は飛騨の山村に引っ込んでるんですが、警視庁がそんな錬摩を無理矢理引っ張り出してくるんです。プロファイリングといえば、「羊たちの沈黙」なんかが真っ先に思い浮かぶんですけど、ああいう猟奇的な事件ではないんですね。1作目は連続爆弾事件、2作目は連続少女誘拐事件。本当はもっと天才プロファイラーの天才たる所以を見せて欲しい気はしたんですが、でも犯人や大滝錬摩自身の心理がとても肌理濃やかに描かれてるのがとても良かったですー。着実に犯人の範囲を狭めて追い詰めていく錬摩ですが、このプロファイルという作業によって追い詰めているのは、実は自分自身だったりして... まだまだ謎を秘めている錬摩もとても魅力的ですし、錬摩が飛騨に引っ込むきっかけとなった事件で、脳に銃弾を受けて瀕死の重傷を負った元相棒・藤崎宗一郎という存在も気になります。今後一体どうなっていくのかしら... どきどき。
それにしても、この表紙のイラストは大滝錬摩のイメージにぴったり! 美しくて、しかも絶妙です♪(講談社X文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「EDGE」「EDGE2 三月の誘拐者」とみなが貴和
「EDGE3 毒の夏」「EDGE4 檻のない虜囚」とみなが貴和
「EDGE5 ロスト・チルドレン」とみなが貴和

+既読のとみなが貴和作品の感想+
「セレーネ・セイレーン」とみなが貴和
「夏休みは命がけ!」とみなが貴和

 
そして1冊目のあとがきを読んで、「ナルニア国物語や『ツバメ号とアマゾン号』シリーズで育った者にとって、見返しや口絵に地図の載ってる本は憧れでした」という言葉に思わず興奮。
そうそう、そうなの! 私の古い地図好きも、その辺りからきてるんですよねー。でも「ナルニア」は読んでる人も多いけど、「ツバメ号とアマゾン号」の名前が出てくるとは思いませんでした。これ、すっごく面白いのに、読んでる人にはほとんど出会ったことがないんですもん。500ページぐらいのハードカバーで全12巻だから、取っ付きにくいのは分かるんですけどねー。(本棚に並ぶと壮観ですが・笑) 少年少女の夏の冒険譚、みたいなのが好きなお子様がいらっしゃる方はぜひぜひ。大人が読んでもきっと面白いと思います。(とは言っても、私も何年も読んでないので、今読んだらどんな感じなのかは分からないのですが...)
ということで、とみなが貴和さんという方にいきなり親近感なのでした。(^^ゞ
以前イギリス北部の湖水地方(「ツバメ号とアマゾン号」の舞台となった地)に行った時に、現地のおじさんと、アーサー・ランサム(作者ですね)の話で大盛り上がりになったのが懐かしいです。また行きたいなー。

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