「秘跡」「門前通りのカラス」エリス・ピーターズ

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カドフェルシリーズの11作目「秘跡」と12作目の「門前通りのカラス」。まず、「秘蹟」がすごく良かったです!今まで読んできた中ではこれが一番好きかも。真相は途中で分かってしまったんだけど、でもそれが判明して、解決していく過程がとってもいいのです。カドフェルはもちろんのこと、周囲の人たちの人柄の良さのおかげで、心温まるラストとなってました。そして「門前通りのカラス」。こっちでは、住民全員に嫌われてしまう司祭が登場します。教養もあるし、一見立派な人間なんだけど、思いやりとか謙虚さがこれっぽっちもないんです。教区民の命よりも、やり始めた自分の祈りを続ける方が大切だなんて! 今まで嫌われ役といえば、修道院の副院長とその腰巾着がいたんですけど、でもこの2人に関しては単なる「困ったちゃん」で、「もう、しょうがないなー」って感じだったんですよね。こんなに徹底的に嫌われる人物も登場するとはー。あ、でも、ラストにはくすっと笑わせてくれるようなシーンがあったり、こちらも気持ちが明るくなるような読後感でした。(光文社文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「聖女の遺骨求む」「死体が多すぎる」「修道士の頭巾」...ブログには感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「聖ペテロ祭殺人事件」エリス・ピーターズ
「死を呼ぶ婚礼」エリス・ピーターズ
「氷のなかの処女」エリス・ピーターズ
「聖域の雀」「悪魔の見習い修道士」エリス・ピーターズ
「死者の身代金」「憎しみの巡礼」エリス・ピーターズ
「秘跡」「門前通りのカラス」エリス・ピーターズ
「代価はバラ一輪」エリス・ピーターズ
「アイトン・フォレストの隠者」エリス・ピーターズ
「ハルイン修道士の告白」エリス・ピーターズ
「異端の徒弟」エリス・ピーターズ
「陶工の畑」「デーン人の夏」エリス・ピーターズ
「聖なる泥棒」「背教者カドフェル」エリス・ピータース
「修道士カドフェルの出現」エリス・ピーターズ

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