「くぐつ小町」加門七海

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小野篁と小野小町、そして在原業平を巡る伝奇小説。加門七海さんといえば、「大江戸魔方陣」とか「うわさの神仏」とか、若竹七海さんや高野宣李さんとの「マレー半島すちゃらか紀行」。ちょっと旅に出ればハプニングの連発で、でもそれを笑い飛ばしちゃうような感じの文章が多かったと思うんですが、こういう雅な和歌調の文体も書かれる方だったんですねえ。最初はちょっと入りづらかったんですけど、気が付いたらすっかりその世界に浸っていました。先日、お友達と話してた時に、本を「さらっと読み流す派」か「心の中で音読する派」かっていう話になって、まあ私は普段はさらっと読んでしまう派なんですけど、この本に関しては、ふと気付けば心の中で音読してましたし。そんな風に文章に浸りたくなる作品というのもいいものですねー。それと、謎が多いと言われている小野小町の設定にも意表をつかれました。こんな風に繋げてしまうなんて面白いなあ。(幻冬舎文庫)

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和歌のリズムような、古典そのもののような固めの文章が、やや難解でした。 全文振り仮名つきで読みやすかった『常世桜 地神盲僧、妖ヲ謡フ』と比べると、ずいぶん読みに... » Lire la suite

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