「本棚探偵の冒険」喜国雅彦

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漫画家の喜国雅彦さんによる、古本蒐集にまつわるエッセイ。山口雅也さんや京極夏彦さん、奥様の国樹由香さんと共に江戸川乱歩邸を訪問した話に始まり、デパートの古書市でのエピソード、古本集めの先生・二階堂黎人さんとの古本屋巡り、我孫子武丸さんの家の書庫整理の話、函欠け本の函作成、いつ開いているのか分からない「幻影古書店」の話、1日でどれだけのポケミスを見つけられるかに挑戦したポケミスマラソン、豆本作成、有栖川有栖さんの「鮎川哲也本棚」に刺激を受けるオンリー本棚の話題などなど。巻末には古書友達との座談会、そして出久根達郎さんや北村薫さんとの対談も。
これは面白いですっ。漫画家としての喜国さんは勿論知ってましたが、これほどの古書マニアとは全然知りませんでしたー。
稀覯本収集家のマニアっぷりについては、紀田順一郎さんの小説「古本屋探偵の事件簿」で初めて読んでびっくりしたんですけど、やっぱりあれは真実だったんですねえ。いやー、私も相当本の多い家庭に生まれ育ってるし(大地震が来たら真剣に危ないと言われてたんですが、母の地震対策のおかげで震度5でもなんとか無事でした)、古本もよく買いますけど、もう全然世界が違うんですね。私が古本を買うのは、基本的に絶版本など手に入りにくい本を探すため。あくまでも読むためのもの。でも古書マニアにとって本とは読むものではなく、ただ所持するべきものだったとは。買っても全然読まないなんて! 空気にも触れさせたくないほどの人もいるなんて!
いやー、本当にディープでマニアックな世界なんですねー。(感心)
色んなエピソードが面白おかしく書かれていて、ほんと読んでて楽しいです。でもこれを読んで、私なんて単なる平凡な本読みに過ぎないってことをしみじみと実感いたしました。(うちの家族もね・笑) あ、でも祖母の家には、ここに登場してるような本が結構あるんです。夢野久作とか乱歩の函入りの全集とか。ここには登場しないけど、1960~70年代ぐらいのSFマガジンが揃ってたり。あれって売れば結構な値段になるのかも... なんて思ってしまいました。や、売りませんけどね。少なくとも私が読むまでは。(笑)
この本と合わせてココを見るとさらに楽しいです。(双葉文庫)

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