「鏡の森」タニス・リー

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タニス・リー版「白雪姫」。ギリシャ神話のモチーフも色濃く出てきます。死者の王・ハデスと、彼の妃となるペルセフォネ。あと、キリスト教の7つの大罪とかも。でもね、こういう使い方ってどうなんでしょう。私には、どうにも中途半端に感じられちゃったんですが...。融合させるならするでいいんだけど、その上で、もっとタニス・リーらしい新たな世界を見せて欲しかったです。これでは融合どころか、ただ都合良く並べただけに見えてしまって、ちょーっと欲求不満。それにタニス・リーらしい色彩美も、ほとんど楽しめなかったんですよね。確かに色んな色は出てくるんだけど、あんまり煌いて感じられないんだもの。これなら、同じように童話からモチーフをとった短編集「血のごとく赤く」の方が余程迫力があっていい作品だったような。とは言っても、詰まらなくて投げ出しちゃうほどではなかったんですけどね... うーん、あんまり楽しめなくて残念っ。
この作品の原題は、"White as Snow"。これはきっと「血のごとく赤く」の"Red as Blood"と対比してるんですね。ということは、今度は黒が出るんでしょうか。この作品からすると「森のように黒く」"Black as the Wood"?それとも「黒檀のように黒く」で"Black as Ebony"? この「白」も相当暗い作品だったけど、そうなると「黒」は一体どうなることやら...。逆手を取って、妙に明るいファンタジーになったりしてぇ。っていうのはなさそうですが(笑)、「白」がタニス・リーにあまり向いてなかっただけのような気もしますね。「黒」ならきっと本領発揮!
...と思ってたら、「血のごとく赤く」の中に、"Black as Ink"という作品がありました。なぁんだー。(産業編集センター)


+既読のタニス・リー作品の感想+
「闇の公子」タニス・リー
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「熱夢の女王」上下 タニス・リー
「ゴルゴン 幻獣夜話」タニス・リー
「血のごとく赤く」タニス・リー
「バイティング・ザ・サン」タニス・リー
「鏡の森」タニス・リー
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「幻魔の虜囚」タニス・リー
「幻獣の書」「堕ちたる者の書」タニス・リー
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「妖魔の戯れ」タニス・リー
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鏡の森 / タニス・リー / 産業編集センター ずっと気になっていたタニス・リー、初読みは「白雪姫」をモチーフにしたこれにしました。 白雪姫とその母親、と... » Lire la suite

Commentaires(2)

おはよーございまーす。
昨日は大変失礼しました。

何も考えずにトラックバックしてしまって・・・。

これから、またいろいろ情報交換できるといいですね。
宜しくお願いします。

いえいえ、どうぞ気になさらないで下さいねー。
中国の話題が面白かったので、削除しちゃうの勿体無かったです…(^^ゞ
これを機会に、どうぞよろしくお願いいたします。
また色々と読ませていただきますね♪

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