「セレーネ・セイレーン」とみなが貴和

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第5回ホワイトハート大賞佳作受賞作。「EDGE」もそうだったんですが、これもホワイトハートという枠組みが勿体無く感じられる作品でした! ハヤカワ文庫が似合いそうな、本格的なSF作品。いやー、これがデビュー作とは凄いなあ。きっと結構色々と調べた上で書かれてるんだろうなという感じ。ロボットのことや何かも結構きちんと書き込まれてました。ええと物語としては、ごくごく簡単に書いてしまえば、ロボットと人間の恋物語。読みながら、清水玲子さんの初期の作品の作品を思い浮かべてました。「ノアの宇宙船」とか「もうひとつの神話」とか、あと「天女来襲」とか「ミルキーウェイ」ですね。この頃の清水玲子さん、もうほんと大好きだったんですよね~。(でもあんなに好きだったのに、なぜか「竜の眠る星」以降は未読...)
...というのはともかく。ソフトウェアロボットとして開発された人工知能が人間型ロボットに移されることになって(でも、まずはスター・ウォーズのC3POみたいな感じね)、そこからさらに人間そっくりの身体に変更されてという過程... 本人はもちろんのこと、周囲の反応なんかも凄くいいのです。しかもそこには、きちんとアシモフのロボット三原則が!この三原則がいわば、ロボットと人間の境界線となるわけですね。ロボット側の1人称なんで、人間側の感情とか行動には、ちょっと唐突に感じられちゃう部分もあるんですけど、でもやっぱり面白かったです。この作品、続きは書かれないのかなー。もし出たら読みたいなー。(講談社X文庫)


+既読のとみなが貴和作品の感想+
「EDGE」「EDGE2 三月の誘拐者」とみなが貴和
「EDGE3 毒の夏」「EDGE4 檻のない虜囚」とみなが貴和
「セレーネ・セイレーン」とみなが貴和
「夏休みは命がけ!」とみなが貴和
「EDGE5 ロスト・チルドレン」とみなが貴和

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セレーネ・セイレーン とみなが貴和恐るべし!「EDGE」が面白いわけですね、デビュー作からしてこれだけレベルが高いのですから。 いやもうこれは完全にSFです... » Lire la suite

Commentaires(2)

わあ、清水玲子さんの初期の作品、好きです?。それっぽい物語なのですね、読んでみようかな(^^)。
清水玲子さん、私も「輝夜姫」からは読んでいないのですが、最近の「秘密」は凄かった!切ないのさらに上を行く、ちとハードな話ですが、もし機会がありましたらぜひ。

わあ、mihoroさんも清水玲子さんお好きでしたか!
いいですよね~。話も絵も大好きなんです。
読んでたら、途中から頭の中はすっかり清水玲子さんの絵になってました。(^^ゞ
「秘密」は全然知りませんでした。続刊中? また今度探してみますね。


話は全然違いますが、あれから「ピンポン」のDVD買っちゃって
擦り切れるほど観てます… 台詞もほとんど覚えちゃいましたよー。(笑)
何度観ても飽きないです。(^^ゞ

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