「深夜特急」4~6 沢木耕太郎

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4巻は「シルクロード」、5巻は「トルコ・ギリシャ・地中海」、6巻は「南ヨーロッパ・ロンドン」編。
ということで、いよいよインドからロンドンへのバス旅行が始まります。まずはインドを出発して、パキスタンからアフガニスタンへ。パキスタンでの乗り合いバスのチキン・レースはほんと怖そう! でもなんだかすごく分かるっ。イギリスに行ってた時のことを思い出しちゃいましたよー。私はあっちの大学の先生の車に乗せてもらってたんですけど、イギリス人は車の運転をすると人格変わっちゃうのか何なのか、普段は知的で落ち着いたロマンスグレーなおじさまがとにかく飛ばす! 他の車も飛ばす! 何もない田舎なので他の車とはそれほど出会わないし、普段なら問題ないんですけど、でも一回、三叉路の交差地点に猛スピードで走ってきた3台の車が危うく正面衝突?!ってことが...。いやー、あれは怖かった。...って、全然関係ない話ですね、すみません。ええと旅の方は、アフガニスタンからイランに入り、そしてトルコ、ギリシャ。ギリシャからはヨーロッパ圏ということで、やっぱり雰囲気がちょっと変わりますね。そして旅の最終地点へ。
1~3巻ではそれほど「行きたい」にならなかったんですが、4巻からは「行きたい」ですっかりうずうずしちゃいました。そしてイスタンブールのハナモチ氏(笑)が言ってた「チャイの国」の話には納得。確かに日本は「茶」だし、そこからトルコに至るまでの他の国でも、「チャ」とか「チャイ」ですものね。そしてこの「C」の茶の国が、私が行きたくてうずうずする国の共通項なのかも。もちろん「ティー」とか「テ」の「T」の茶の国も好きだし、きっと私にはそちらの方が遥かにすんなり楽しめるだろうとは思うんですが、「C」の国の方が細かい所でいっぱい苦労しそうな分、憧れが強まるのかもしれない... なーんて思いながら4巻5巻を読んでたんですが、ギリシャからのヨーロッパ編を読んでると、やっぱりこっちも行きたくてうずうず!(笑) イタリアもフランスもまだまだ見てない所がいっぱいだし、それにスペイン!行ってないんですよねえ。私の第二外国語も、沢木さん同様スペイン語だったのに! そして、「T」の茶の国を通り抜けてたどり着いた、ユーラシアの西端で再び「C」の茶の国となるというのが、なんだか感動でした。ああ、ポルトガルにも行ってみたい... って、結局「行きたい」ばっかりですが...(^^;。
いやー、本当に楽しい旅でした。読んでる間、すっかり自分も一緒に旅してる気になってました。沢木さんは、この1年間でどれだけの人と出会い、別れていったんでしょうね...。やっぱり旅の醍醐味は、新しい土地とそこにいる人々との出会いですよね。楽しかったり切なかったり不安になったり、もちろんいいことばかりではないし、私にできる旅はこれに比べると遥かにスケールが小さいんだけど、でもまたあの感覚を味わいたくなってきちゃいます。それにこういう本を読んでいると、今の自分の殻を打ち破りたくなってきちゃう。本当は色々とやりたいことがあるし、自分のやれる範囲では頑張ってるつもりなんだけど、でも無意識のうちに諦めてるものがどれだけあるか...。なんだか沢木さんの旅行を通して、そんな自分ときちんと向き合っているような気分になりました。...や、だからといって、実際には荷物片手に飛び出したりはできないんですけどね...!(笑)(新潮文庫)


+既読の沢木耕太郎作品の感想+
「深夜特急」1~3 沢木耕太郎
「深夜特急」4~6 沢木耕太郎

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