「新・世界の七不思議」鯨統一郎

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「邪馬台国はどこですか?」の姉妹編とも続編とも言える作品。美貌の歴史学者・早乙女静香とフリーライターの宮田、バーテンの松代はそのままなんですが、今回は三谷教授の代わりにペンシルベニア大学教授のハートマン氏が加わります。彼は古代史の世界的権威。でもほとんど物語の視点提供だけといった感じですね。今回も静香のツッコミに、宮田の一見突拍子もない推論が繰り広げられるのが楽しい連作短編集。でも「邪馬台国」ほどの説得力は感じられなかったかな...。今回は、前回みたいな「わー、本当にそうなのかも!」じゃなくて、「ほおー、そう来るのか」という感じだったし。とはいえ、やっぱり楽しかったです。この軽快さは鯨さんならではですね。しかも今回バーテンの松代さんもかなり頑張ってましたよ。小林ケンタロウさんの「ドカンと、うまいつまみ」が参考文献に入ってるって聞いてたんですけど、それも納得。本当に参考文献に載ってるところを見た時は笑っちゃった。あ、そういうつまみとかカクテルの参考文献もそうなんですけど(笑)、こういう作品の参考文献って、タイトルを見てるだけでも面白そうで読みたくなっちゃいますね。そして、ここで活躍する早乙女静香は、「すべての美人は名探偵である」で、「九つの殺人メルヘン」の主人公の桜川東子と共演してたんですね。これも読んでみたいなあ。(創元推理文庫)

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Commentaires(6)

こんにちは。
『新・世界の七不思議』面白かったです。前回とはまた違った面白さというか、七不思議らしい楽しみ方が出来たような気がします。
ところで、TBを間違えて2つ送ってしまったので、お手数ですが一つ削除してもらえますか?

今回の作品も楽しかったですね。
京都に行きたいのにかなかなか行けなかったハートマン教授は、その後行けたのかしら~。
次はその京都編というのも楽しいかも! なんて話をしてたんですが。(笑)
TB、ありがとうございます。1つ削除しておきました♪

奈良若草山等の「山焼き」は山に直接火を点けるので「山焼き」が適切ですが「大文字焼き」と表された行事では火床に積まれた薪に点火され、山を焼いているとは行為の面からも誤りです、まともな京都人なら 五山の送り火 送り火 大文字 の何れかで言い表します。「大文字焼き」は誤った内容を他地域へ伝える言葉で京都でこの表現は嫌われ、軽蔑の対象にさえされます。

森上康二さん、はじめまして。解説ありがとうございます。
私は普段は「送り火」と言っているのですが、
小説に出てくる時は、「大文字焼き」となっていても読み飛ばしてしまいます…
京都の方には、やはり見逃せないポイントなんですね。
あ、でもこの作品に「大文字焼き」って登場してましたっけ。
それとも私がどこかでそういう風に書いていたのでしょうか…??

「大文字焼き」って登場してましたっけ。
それとも私がどこかでそういう風に書いて
いたのでしょうか…??

一人称を使って返信されるとは貴方は
当該作の「筆者」の様ですが自身で
書いたかどうかが解らないとは
これはどう言う事でしょう。

 新・世界の七不思議
著者   鯨 統一朗
発行所 (株)東京創元社
 2005年4月1日 4版
246頁 1,2,4,7の各行を確認されたし

 私に返信した貴方は誰ですか? 
著者の代理人ならばせめて該作品を確認
の上で返信するべきです

 また、仮にも 鯨氏本人ならば自身の
「作品」中の表記を覚えていない。
等という「不可思議」な発言はされぬ様に。

森上康二さん、こんにちは。
訳が分からないのはあなたの方です。
なぜ半年も経った今頃… というのは何か事情があるのかもしれませんが
私が一人称で書いたからと言って、なぜ作者本人あるいは代理人という話になるのでしょう。
私もパソコン通信とインターネットと合わせて10年ぐらいやってますし
その中で送り火のことが話題になったのは、一度や二度ではありません。
もしかしたら、どこかで何か誤解されるような発言をしてしまい、
それを目ざとくみつけられて、ご丁寧にここまで指摘しに来られたのかと思ったのです。

そうでもなければ、この記事の中には送り火のことを一言も書いていないのに、
なぜ、あのような書き込みをなさったのか、まるで理解できませんから。
はじめましての挨拶もなく、いくら何でも失礼だとは思われなかったのでしょうか?

作者に何か言いたいのなら、出版社を通じてでも、直接伝えればいいじゃないですか。
もしかして、この本の感想を書いているブログを見つけるたびに
同じ文章を書きこんでらっしゃるんですか?
はっきり言って、いい大人のやることとは思えません。迷惑です。

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