「少年トレチア」津原泰水

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東京郊外の新興住宅地、通称緋沼サテライトで不吉な事件が次々に起こっていました。動物や人間が襲われ、殺されたり行方不明になっていたのです。目撃した子供の口から出てくるのは「トレチアがやった」という言葉のみ。事件現場では白シャツに制帽姿の少年が目撃され、「キジツダ」という言葉が...。

前回の「ペニス」(感想)に引き続き、幻想小説テイスト。あちらほどの難解さはないと思うんですけど、こちらも結構な難物デシタ。前半部分は、人工的な新興団地の闇に浮かぶ都市伝説。まだ大人ではなく、かと言って善悪の区別のつかない子供でもなく... といった年代の子供たちの中途半端さと、容赦ない極端さが怖い! そして後半になると、その都市伝説が崩壊して怒涛の広がりを見せることになります。その辺りが津原さんの津原さんたる所以のような気がするんですが... 自分が果たしてどの程度理解できているのかと考えると、妙に不安になってしまったり...(^^;。(集英社文庫)


+既読の津原泰水作品の感想+
「ペニス」津原泰水
「少年トレチア」津原泰水
「綺譚集」津原泰水
「妖都」津原泰水
「蘆屋家の崩壊」津原泰水
「赤い竪琴」津原泰水
「ルピナス探偵団の当惑」津原泰水

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Commentaires(2)

こんばんは~
TB企画にひきつづき書き込みです。

津原泰水さんは「綺譚集」を読みました。
かなり濃い世界ですよね!面白いことは面白いんですが、独特の世界観についていくのがやっと。そしてちょっと気持ち悪い。
でもそこが良くて思わず次の行次の行と読んでしまいます。「ペニス」も気になってる作品ですが、題名が題名なので本屋にいくのにも図書館で注文するにもモジ(((*´ε` *)(* ´З`*)))モジします。

こちらにもコメント、ありがとうございます~。
津原泰水さん、「妖都」「蘆屋家の崩壊」がすっごく良くて
「ルピナス探偵団の当惑」も楽しい作品だったんですが、
「ペニス」「少年トレチア」と苦戦中です…
津原さんの奇才ぶりに、全然ついていけてないようで、悔しい!
でも分かってないなりにも、やっぱり惹かれるんですよねえ。
「綺譚集」は未読なので、ぜひ読んでみたいです。
こちらはもう少し入りやすいのではないかと期待してるのですが…(^^ゞ

うんうん、モジモジしちゃいますよね、分かります!
私はネット注文したんで、その辺りは無難にクリアしたんですが(笑)
感想をアップするのが最大の難関でした。えへ。

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