「古い骨」「暗い森」アーロン・エルキンズ

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スケルトン探偵ことギデオン・オリヴァー博士のシリーズ。私が読んだのは、どちらもハヤカワのミステリアス・プレス版なんですけど、どちらも画像が出ないのでハヤカワの新しく出た版を。ほんとはシリーズ物の順番を飛ばして読むのって嫌なんですけど、このシリーズ、1作目は訳されてないんですね。日本で最初に紹介されたのは「古い骨」で、これは4作目。「暗い森」は日本では3番目に紹介されたけど、実は2作目。どっちを先に読むか、迷ってしまったわ...。実際、ストーリー的には、どちらを先に読んでも不都合はなかったんですけど、でもやっぱり書かれた順に読んだ方が良かったかな。だって「古い骨」を先に読んじゃうと、「暗い森」での馴れ初め話にドキドキ感がなくなっちゃって勿体ないんですもんっ。(まあ、それはそれで微笑ましくていいんですけどねー)
ええと、ミステリ界広しと言えども他に類を見ない「スケルトン探偵」なんですけが、これがなかなか面白かったです。たった一片の骨からでも、人種、性別、身長体重、体格、病歴など色々なことが分かっちゃうものなんですね。骨の薀蓄というのも面白いものなんだなあと感心。色んなことを見事に言い当てていく、その言い当て方がまるでシャーロック・ホームズみたい!と思ってたら、「暗い森」の中にもそんな意見が。(笑) でもでも、最愛の奥様に対する言葉が、「きみの長く、愛らしい、見事な仙骨脊椎内溝が...」って何なんですか、一体!(爆笑)
2冊読んで思ったのは、登場人物がそれぞれにいい味を出してることと(私が気になってるのはFBI捜査官のジョン・ロウ。彼との出会いの話も知りたいなー)、情景描写がなかなか凄いということ。「古い骨」のモン・サン・ミッシェル湾の上げ潮の場面もすごい迫力だったし、「暗い森」のオリンピック国立公園の雨林の描写もとても良かったです。でもここに登場する森は、先日のエリス・ピーターズの「アイトン・フォレストの隠者」に出てくるイギリスの森とはまた全然違うんですね。原生林って感じで、こっちの森の方が普段持ってる森のイメージに近いです。なかなか凄まじい所のようですが...。(笑)(ハヤカワミステリアス・プレス文庫)


+既読のアーロン・エルキンズ作品の感想+
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Commentaires(4)

僕は断然ミステリアス・プレス派なんです!って、いきなりゴメンなさい。
ギデオン教授シリーズ僕も大好きなんですよ。面白いですよね、骨の豆知識もつきますし(笑。あんまり披露する機会がなさそうですが。あっても引かれそう。。。
キャラクターも魅力的な人達がいっぱい。それにギデオンが行く先々で事件が起きるんで紀行小説としてもなかなか面白いです。

わあ、としやさんもこのシリーズお好きだったんですね。
ほんと、骨の豆知識が意外と面白いんで、ちょっとびっくりしてます。
でも確かに披露する機会は…(笑)
キャラクターもいいし、紀行小説としても楽しめそうだし
これから先、どんな所が舞台として登場するのか楽しみです(^^)。

あとね、ミステリアス・プレスといえば、としやさんが読んでらした
アニー&マックスシリーズも気になってるんです。面白そうですね!

骨知識オモシロイですよねぇ。あぁそうなんだぁ!とひとしきり感心しながら読んでました。電車の中で。怪しい。。。(笑。
アニー&マックスシリーズは、ギデオン&ジュリーのオシドリ感とか、ドロドロしてないホンワカ雰囲気ミステリ系が好きだったら結構楽しめますよ!

電車で隣り合わせた人も、まさか人骨の薀蓄を読んでるとは思ってないでしょうねー。(笑)
あ、オシドリ感も、ホンワカ雰囲気ミステリ系も大好きです! アニー&マックスシリーズはそんな感じなんですね。
それはぜひ読んでみなくてはー。教えて下さってありがとうございます(^^)。

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