「断崖の骨」「呪い!」アーロン・エルキンズ

Catégories: /

  [amazon] [amazon]
昨日に引き続き、スケルトン探偵ことギデオン・オリヴァー博士のシリーズ。日本での出版順だと、「古い骨」→「呪い!」→「暗い森」→「断崖の骨」となるんですが、とりあえず書かれた順は「断崖の骨」の方が早いんで、その順番で読むことに。どっちも表紙の画像が出てこなくてざんねーん。
まず「断崖の骨」は、「暗い森」で出会ったジュリーとのハネムーン先のイギリスでの物語。長閑な田園地帯の描写が素敵。でも当然のように2人は... というかギデオンはトラブルに巻き込まれることになります。ギデオンは白骨が専門なのに、腐乱死体の検死をやらされることになっちゃうし! いくら白骨に慣れてても、やっぱり普通の死体はダメなんですね。死体を目の前にした時のギデオンの反応にちょっとほっとしたりして。(笑) そして「呪い!」は、結婚から2年経過、時系列的に「古い骨」の次の物語。この2年間、ギデオンはフィールドワークに全然出てなかったらしくて、恩師エイブからの誘いを受けて、嬉々としてユカタン半島のマヤの遺跡に飛ぶことになります。この遺跡からマヤの呪いの書なんてものが出土してしまって、その書に書かれた通りのことが発掘チームを襲うんですが... これがなかなか可笑しいのです。もう思わず笑っちゃうようなこともあれば、「なるほど、そう来たかー」っていうのもあったりして。いかにも超常現象的な「呪い」というのとはまたちょっと違うんですが、でもこっちの方が人間の悪意がひしひしと伝わっていいかもしれないですね。で、2作ともこの恩師のエイブが登場して凄くいい味出してるんですけど、私が気になってるFBI捜査官ジョン・ロウが登場してなくてちょっと残念。別にいつもそっちの筋で動くわけじゃないのね。(当たり前か) でも各作品ほんと世界中各地が舞台になってて、特にマヤ遺跡なんてなかなか実物を見る機会がなさそうだし、そういう意味でもとても楽しかったです。あと、「断崖の骨」ではちょっと洒落た会話なんかも楽しめて、デイヴィッド・ハンドラーのホーギーシリーズを思い出しちゃった。(ハヤカワミステリアス・プレス文庫)


+既読のアーロン・エルキンズ作品の感想+
「古い骨」「暗い森」アーロン・エルキンズ
「断崖の骨」「呪い!」アーロン・エルキンズ
「氷の眠り」「遺骨」アーロン・エルキンズ
「死者の心臓」アーロン・エルキンズ
「楽園の骨」「洞窟の骨」アーロン・エルキンズ

| | commentaire(2) | trackback(3)

Trackbacks(3)

「断崖の骨」「呪い!」アーロン・エルキンズ へのトラックバック一覧:

URL TrackBack de cette note:

断崖の骨 スケルトン探偵シリーズ、刊行された中では2作目です。 前作「暗い森」で知り合ったギデオンとジュリーですが、今作品では既に結婚済み。も?ラブラブの極... » Lire la suite

呪い! スケルトン探偵シリーズ第4弾。今回の題名の「呪い!」ですが、この“!”につい注目してしまいます。原題も「Curses!」なので直訳なんですね。なんか「... » Lire la suite

アーロン・エルキンズ著、『呪い!』(ミステリアス・プレス文庫)【amazon】 » Lire la suite

Commentaires(2)

こんばんは。
どちらもとてもおもしろいですよね~~!
私は大好きなシリーズです。なんといっても旅気分にどっぷり浸れるところがいいですよね。実在するホテルやレストランや場所がたくさん出てくるので、ここに行って見たいな~と、旅気分が触発されてしまいます。これを読むとマヤの遺跡を見に行きたくなります。

葉兎さん、こんにちは!
ほんととっても楽しいシリーズですね。
骨の薀蓄はもちろん、次の作品の舞台はどこかな、なんていうのも楽しみで。
「呪い!」のマヤの遺跡も良かったですよね。行ってみたくてうずうずしちゃいました。
まだまだ未読作品が残ってるので、これから先の展開も楽しみです♪

コメントする(要JavaScript)

Note


MAIL FORMBBS

購読する ATOM


Powerd by MovableType4.24-ja
Copyright 2004-2011 四季. All rights reserved.