「わたしが幽霊だった時」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

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ふと気がつくと、幽霊になっていた?! ひっきりなしに頭に浮かぶのは「事故だ!」という言葉ばかりで、何も思い出せない「あたし」。でもドアを通り抜けて家に入り、3人の姉妹を見た途端、自分が誰なのかを思い出します。幽霊になってしまうだなんて、一体何があったのかしら...?

主人公が自分のことをまるで思い出せない状態なので、当然読んでる側にも何も分からず、序盤はちょっと話に入りづらかったんですけど、まずは「自分は誰なのか」、そしてその自分に「一体何が起きたのか」というミステリ的な展開。そして姉妹が登場し、幽霊の正体が分かった辺りから、どんどん面白くなります。もうこの姉妹の喧嘩が強烈で、読んでるだけでも圧倒されそうでした。同じ4人姉妹でも、「若草物語」とは何という違い!(笑) でもね、その両親がまた一枚上手なんですよー。寄宿学校の経営をしているんですけど、もうすっかり疲れ切っていて、娘たちにまるで無関心。4人のうちの1人がいなくても気付かないなんて!
でもまあ、この辺りまではまだ普通の日常生活の雰囲気なんです。中盤以降、その雰囲気が一変してしまってびっくりでした...。とにかく先が読めない展開で、実はまだまだ大きな謎も残されています。そしてラスト。なんと、そう来ますかーっ。いや、もうまるでスパッと包丁で切り落とされてしまったような感覚。でもこのラストこそが、ダイアナ・ウィン・ジョーンズなのかもしれないな。や、予想外に強烈な作品でした。もう、びっくりしたなー。(創元推理文庫)


+既読のダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品の感想+
「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「アブダラの空飛ぶ絨毯」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「デイルマーク王国史」1~4 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「わたしが幽霊だった時」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法使いはだれだ」「クリストファーの魔法の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔女と暮らせば」「トニーノの歌う魔法」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法がいっぱい」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
留守中に読んだ本(18冊)(「マライアおばさん」「七人の魔法使い」「時の町の伝説」の感想)
「呪われた首環の物語」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「いたずらロバート」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バウンダーズ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「星空から来た犬」「魔空の森ヘックスウッド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バビロンまでは何マイル」上下 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ウィルキンズの歯と呪いの魔法」「海駆ける騎士の伝説」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「うちの一階には鬼がいる!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法!魔法!魔法!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ぼくとルークの一週間と一日」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「牢の中の貴婦人」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法の館にやとわれて」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「キャットと魔法の卵」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
Livreに「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」「九年目の魔法」の感想があります)

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Commentaires(2)

こんばんは~
この本、積んであるんですよ~
今年はジョーンズの作品を読みたいと思っているのですがなかなか読めずにいます。
この本は面白そうですね~頑張って5月に入ったら読んでみます~(なぜか来月なんですよね~)

EKKOさん、こんにちは!
私もこの本は実は結構長いこと積んでたんですよ。
2年以上積んでたんじゃないかしらー。
今月は海外物強化月間というか、ダイアナ・ウィンジョーンズ強化月間と
なりつつあります。色んな作品があって面白いです♪

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