「魔法使いはだれだ」「クリストファーの魔法の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

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「大魔法使いクレストマンシー」シリーズの2冊。このシリーズは4部作プラス外伝が1作あるんですが、普通の続き物ではなくて、「クレストマンシー」を巡る色々な物語といった感じなんですね。時系列も舞台もバラバラで、どこから先に読んでも大丈夫みたいです。しかも「クレストマンシー」というのは個人の名前ではなくて、力の強い大魔法使いが引き継いでいく1つの役職の名前なんですって。
まず1作目の「魔法使いはだれだ」は、魔法が法律で禁じられていて、魔法使いや魔女は、見つかり次第火あぶりになってしまうという物騒な世界(...でもその魔法以外の面では、この世界とそっくりな世界)が舞台。それなのに、先生が集めたワークブックに紛れ込んでいたのは、「このクラスに魔法使いがいる」というメモ。不思議な出来事もいくつか起きて、クラスの誰が魔法使いなのかという騒ぎが最高潮に達したところで、大魔法使いクレストマンシーが登場... つまりクレストマンシーは主役ではないわけですね。(笑) そして「クリストファーの魔法の旅」の方は、そのクレストマンシーの子供の頃の物語。幼い頃から魔力が強くて、夢の中から色々な別世界へと冒険に出かけていたクリストファーが、その能力を知った伯父に利用されるようになって... という物語です。
「魔法使いは誰だ」も、まあ普通に面白かったんですけど、なかなか学校の生徒たちの区別がつかなくて最初は話に入るのが大変だったんですよね。(登場人物紹介に挿絵までついてるのに...) それに比べて、「クリストファーの魔法の旅」は、最初から最後まで面白かった! クリストファーが学校に入る前の描写は、なんだか「メアリー・ポピンズ」を彷彿とさせるし、別世界に通じる場所の場面では、C.S.ルイスの「魔術師のおい」を思い出したりしてたんですけど(笑)、でもそこからどんどん発展していくし、テンポも良くて楽しかったです。もう一気に読んじゃった。これこれ、こういうのが読みたかったのよねえって感じ。色々な世界の存在の概念も面白かったし、ちょっと変わった魔法の使い方も楽しーい。(特に本が濡れないように、呪文を破りとって包む場面!) これは残りの3冊を読むのも楽しみです。(徳間書店)


+シリーズ既刊の感想+
「魔法使いはだれだ」「クリストファーの魔法の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔女と暮らせば」「トニーノの歌う魔法」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法がいっぱい」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法の館にやとわれて」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「キャットと魔法の卵」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

+既読のダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品の感想+
「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「アブダラの空飛ぶ絨毯」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「デイルマーク王国史」1~4 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「わたしが幽霊だった時」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
留守中に読んだ本(18冊)(「マライアおばさん」「七人の魔法使い」「時の町の伝説」の感想)
「呪われた首環の物語」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「いたずらロバート」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バウンダーズ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「星空から来た犬」「魔空の森ヘックスウッド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バビロンまでは何マイル」上下 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ウィルキンズの歯と呪いの魔法」「海駆ける騎士の伝説」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「うちの一階には鬼がいる!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法!魔法!魔法!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ぼくとルークの一週間と一日」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「牢の中の貴婦人」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
Livreに「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」「九年目の魔法」の感想があります)

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『クリストファーの魔法の旅』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ・作 田中薫子・訳 佐竹美保・絵 大魔法使 » Lire la suite

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