「本に読まれて」須賀敦子

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「トリエステの坂道」で、すっかりその世界に浸ってしまった須賀敦子さん。これは先日「トリエステの坂道」を読んだ時に、屋上庭園荘の居里悠未さんが「書評としてならこれを」と仰って下さった「本に読まれて」です。海外の小説を中心に、古典や詩集など沢山の作品が紹介されていきます。
実は私は新聞の書評欄も滅多に見ないし、プロの書評家さんの書評というのもほとんど読んだことがないので、そういった意味ではあまり比較できないんですけど(ネットでの書評は沢山読んでますが!)、こういう切り口で書評を書くのか、というのがとても新鮮でした。視点が鋭くて、それでいてどこか初々しい印象。相当幅広く多くの本を読んでらっしゃるんでしょうけど、本を読むこと書評を書くことに、「慣れ」のようなものがなくて、常に初心で正面から向き合っているという感じ。それに書評というより、既にエッセイのような... 独自の世界ですね。読んでいて心地良かったです。(須賀さんの書評に比べて、私の感想の、あまりに単純で詰まらないことといったら...っ。)
ただ、私自身が、ここに紹介されている本のほとんどを読んだことがないというのが、ちょっと残念。文学系には弱いんですよね、私...(^^;。あ、それでも十分面白かったし、先日アントニオ・タブッキ「インド夜話」を読んだばかりなので、その書評や本にまつわるエピソードなどが特に興味深かったです。色々と読んでたら、もっと楽しめたんだろうなあ。でもここで紹介されてる本を読んで、またこの本に戻れば、「1粒で2度美味しい」的に楽しめそう。
うーん、私ももっと色んな本を読まなくっちゃなー。特に須賀さんが傾倒してらっしゃる池澤夏樹さんの作品、読んだことないんですよね。今度挑戦してみよう。(中公文庫)


+既読の須賀敦子作品の感想+
「トリエステの坂道」須賀敦子
「本に読まれて」須賀敦子
「ヴェネツィアの宿」「コルシア書店の仲間たち」須賀敦子
「こうちゃん」須賀敦子・酒井駒子
「須賀敦子全集1」須賀敦子
「須賀敦子全集2」須賀敦子
「須賀敦子全集3」須賀敦子
「須賀敦子全集4」須賀敦子
「須賀敦子全集5」須賀敦子
「須賀敦子全集6」須賀敦子
「須賀敦子全集7」須賀敦子
「須賀敦子全集8」須賀敦子

+既読の須賀敦子翻訳作品の感想+
「インド夜想曲」アントニオ・タブッキ
「なぜ古典を読むのか」イタロ・カルヴィーノ
「ある家族の会話」ナタリア・ギンズブルグ

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