「空中鬼」高橋克彦

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「白妖鬼」(感想)、「鬼」(感想)と並ぶ、弓削是雄の登場する鬼シリーズの1作。「白妖鬼」の3年後、弓削是雄もいつの間にか陰陽寮の頭となっていました。今回は、ある晩弓削是雄が寒気を感じて目を覚ますと、目の前には5つの生首が。そしてその持ち主が1人ずつ死んでいって... という話。祥伝社15周年記念の書き下ろし企画の1つで、「鬼」というテーマで競作された1作。(他の2作は加門七海さん「大江山幻鬼行」、藤木稟さん「鬼を斬る」) ...本当は400円文庫って苦手なんですよね。「長すぎない短すぎない 中編小説の愉しみ」と銘打ってある400円文庫なんですが、私にとってはまさに、「短編にしては長すぎるし、長編にしては短すぎる」という印象。...もちろんその中にも、若竹七海さんの「クール・キャンデー」のようなピリッと引き締まった作品もあるのですが。
で、この作品はどうかといえば、長さのハンディにも関わらず読ませてくれました! まあ、シリーズ物ということで、人物の造形が既にほとんど出来上がっているので、単発物に比べて条件はいいし、元々このシリーズは他の作品もそれほど長くないんですけどね。まあそれはともかく、なかなか美しい人間ドラマを見せてくれます。

book01.jpg最初検索した時、AmazonでもBK1でも画像が出なかったので(BK1にいたっては、何度調べなおしても「空中鬼」のページすら見つからなかった)、先日買った世界史年表と一緒にパチリ。いやー、歴史物って好きなんですけど、「これっていつ頃の話?」とか「アレとコレと、どっちが先?」とか、いつも全然分からなくて困ってるんですよね。で、何か年表か参考書が欲しかったんですが、GWの間にとうとう買ってしまいました。この「世界史年表」は、愛想は全然ないんですけど、日本史を含めた世界史が地域別に並列して載ってるので分かりやすくていいかなーと思って。あまり詳しすぎないところもGood。この「空中鬼」でも、早速活躍しています。(その数時間後、もう一度BK1で検索したら、今度はちゃんと画像付きで出てきました... なぜ???)(祥伝社文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「白妖鬼」高橋克彦
「鬼」高橋克彦
「空中鬼」高橋克彦

+既読の高橋克彦作品の感想+
「闇から招く声」高橋克彦
「火怨 北の燿星アテルイ」上下 高橋克彦
「天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男・九戸政実」1~3 高橋克彦
「炎立つ」1~5 高橋克彦
「風の陣」高橋克彦
Livreに、これ以前の作品の感想があります)

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Commentaires(2)

ふふふ。
そして、ここにもコメントを!

高橋さんの作品。
実は、「緋の記憶」を読んで以来、
怖くて読めないのです。
あまりの怖さに、家においてもおけなくて、
友人の家においてきました。
(自分が怖いっからって、人にあげるのもどうかですよね。笑)
皆さんのレビューを読んで、
こちらの作品「空中鬼」と「火怨」がとても興味深いのですが。。。
・・・私でも読めますでしょうか?どきどき。

うふふ。ここにもpicoさんが!(嬉)

「緋の記憶」は未読なので、どんな感じなのか分からないんですが
鬼のシリーズは全然怖くないですよー。…と、私は思うのですが…(^^ゞ
魑魅魍魎が出ても、獏さんの「陰陽師」のような感じですしね。(笑)
あ、でも「空中鬼」もいいですけど、先に「白妖鬼」を読まれた方がいいかもです(^^)。
それと「火怨」は、もうぜっんぜん怖くないです!!
これはすっごくいいですよぉ。ぜひ読んで読んで~~。オススメです!

怖いからとお友だちの家においてきちゃうpicoさん、可愛い♪

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