「陰陽師 龍笛の巻」夢枕獏

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陰陽師シリーズの... ええと6作目かな...? ...と、数えていて気がついたんですけど、もしかして私、4作目の「陰陽師 鳳凰ノ巻」を読んでなかったかも! しかもこのシリーズは大好きなはずなのに、読んだのは2000年11月以来でした... 我ながらちょっとびっくり。
...というのはともかくとして。
相変わらずの、独特なリズムを感じさせてくれる文章が素敵です。やっぱりこの空気感がいいんですよねえ、このシリーズは。今回、博雅と晴明の2人のシーンが、いつもよりもやや薄いようにも感じられたんですけど、でもその分は蘆屋道満や初登場の賀茂保憲が補ってくれたような。(というより、博雅がこの2人の濃さに負けてる...?!) 道満は相変わらず濃いキャラクターだし(笑)、相変わらず面倒なことを起こしてくれてるんですけど、でも単なる敵役ではなくなってるような。ちょっと言葉は変なんですけど、晴明とは戦友みたいな感覚のように思えました。で、賀茂保憲は兄弟子で、こちらも濃いです。(笑) いきなり真っ黒い虎に乗って登場しちゃうし(晴明の白い狩衣と好対照)、面倒だからとやりかけの仕事を晴明に押し付けちゃうようなキャラ。なんか可笑しーい。そして今回は5編が入ってるんですが、私がその中で一番好きなのは「むしめずる姫」。このシリーズは読んでいるといつも、場面場面がくっきりと鮮やかに浮かび上がってくるんですけど、その中でもこの「むしめずる姫」の最後の場面は特に素晴らしいです。
ということで、「鳳凰ノ巻」も買ってこなくてはーっ。あ、一緒に「『陰陽師』読本」というのもいいかも。野村万斎さんとの対談、読みたーい。(文春文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「陰陽師-付喪神ノ巻」「陰陽師-生成姫」「陰陽師-鳳凰の巻」......ブログには感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「陰陽師 龍笛の巻」夢枕獏
「陰陽師 鳳凰ノ巻」夢枕獏
「『陰陽師』読本 平安の闇に、ようこそ」夢枕獏

+既読の夢枕獏作品の感想+
「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」夢枕獏
「シナン」上下 夢枕獏
(Livreに「猫弾きのオルオラネ」「羊の宇宙」「大帝の剣」の感想があります)

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Commentaires(2)

ああ、ここで遊んでいると、もどれない。。。
陰陽師読本!買います!
教えてくださって、ありがとうございます。

むしめずる姫は、絶品ですね!
読むごとに、めろめろになり浄化されます。

ふふふ、このまま拉致してあげましょう♪
「陰陽師読本」、気になりますよね。かなり読み応えがありそうだし!
野村万斎さん、好きなんです~(^^)。

「むしめずる姫」は、絶品という言葉が相応しいですね。本当に。
素晴らしかったです。読んで良かった(^^)。

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