「真夏の島の夢」竹内真

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夏いっぱいアルバイトに励みながら芝居を作り、8月終わりに開催される演劇コンクールに出場して賞金の100万円を頂いてしまおうと鹿爪島にやってきた、コント劇団コカペプシの4人。その面々と同じフェリーに乗っていたのは、今回初の官能小説に挑戦するために、島のホテルに缶詰になることになった大桃佳苗と、アシスタントをしている従妹の大岩律子。男好きな佳苗は早速コカペプシのメンバーに目をつけ、4人と親しくなることに。

「官能」なんて言葉が出てきてますが、爽やかな夏の物語です。恋愛はもちろん、島に産業廃棄物を持ち込む業者なんかも問題になって、そこに劇団の脚本や佳苗の書く小説のストーリーなんかも絡んできて、なかなかの盛り沢山な内容となっています。脚本と小説、それぞれお互いをモデルにしてアイディアを膨らませていくところが楽しいんですよね。キャラクターも立ってるし、テンポも抜群。でもねー、もっと青春物語に絞っても良かったかなって気も...。盛り沢山なのはいいんだけど、そのせいでちょっとせわしないし、知らない間に時間が経ってしまっていて、置いてきぼりを食らってしまった気分。終盤のミステリ風味もいらなかったんじゃないかと思うし...。
と言いつつも、気軽に読めて楽しめた1冊。この劇団のその後の話も読んでみたいなあ。(角川春樹事務所)


+既読の竹内真作品の感想+
「図書館の水脈」竹内真
「真夏の島の夢」竹内真
「じーさん武勇伝」竹内真
「自転車少年記」竹内真
「笑うカドには お笑い巡礼マルコポーロ」竹内真
「オアシス」竹内真
「ワンダー・ドッグ」竹内真
「ビールボーイズ」竹内真
「シチュエーションパズルの攻防」竹内真
Livreに「粗忽拳銃」「カレーライフ」「風に桜の舞う道で」の感想があります)

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真夏の島の夢 瀬戸内の島にやって来た、男4人(コント劇団)と女2人(小説家とアシスタント)。 彼らを待ち受けていたのは・・・ 産廃を巡る陰謀と、恋の予感と... » Lire la suite

Commentaires(2)

へぇ、竹内真さんって僕は全然知らなかったけど、この記事を読んでたらなだかちょっと読んでみたくなったなぁ。
『気軽に読める』ってのもポイント高いし。
暑い夏に読むには設定といいノリといい、ちょうど良さそうですね♪

僕は最近、軽めの本がマイブームなんですよ。
ちょっとこの路線、挑戦してみようかな。
壁|m`) ムフッ♪ いいこと聞いた。

ろぷさん、こんにちは!
竹内真さん、好きなんですよー。
私が一番好きなのは「風に桜の舞う道で」という作品なんですけど、
軽めの本がブームなら、この「真夏の島の夢」もいいと思いますよん。
…ただこの作品、ちょっと盛り沢山すぎて浅いところがあるので
竹内真ファンの評価は、完全に二分されてるみたいなんですよね。
私が今日読んだ「じーさん武勇伝」の方がいいかも?
あちらもかなり夏っぽい作品で、ものすご~く気軽に読める楽しい作品です(^^)。

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