「幻獣の書」「堕ちたる者の書」タニス・リー

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book04.jpgパラディスの秘録という副題が付いた2冊。パラディスというのは、ヨーロッパにあると思われる架空の都。やっぱりフランス語の「paradis」(天国=パラダイス)から来てるんでしょうね。でもキリスト教的な天国とはほど遠くて、その実態はとても異教的。退廃的で享楽的で、まるで旧約聖書に出てくるソドムとゴモラの町みたい。(ロトの妻が後ろを振り向いたせいで塩の柱になってしまうアレですね)
「幻獣の書」は「緑の書」と「紫の書」が一緒になって1つの大きな長編となってるんですけど、「堕ちたる者の書」は短編集。「紅に染められて」「黄色の殺意」「青の帝国」が収められています。読んでいると、それぞれの色彩が溢れ出してきそう。全体的に見ると、タニス・リーの作品としてはそれほど満足度が高くなかったんですけど、「幻獣の書」の「緑の書」で語られるかつての悲恋の物語、「堕ちたる者の書」では「黄色の殺意」がそれぞれにとても良かったです。この華麗でエロティックで残酷な世界は、タニス・リーならではですね。美しいです。
どちらも表紙が出てこないので、デジカメでパチリ。手前が「幻獣の書」、後ろが「堕ちたる者の書」です。古本屋で買ったのに帯も栞もついてるし、とっても綺麗。得した気分♪(角川ホラー文庫)


+既読のタニス・リー作品の感想+
「闇の公子」タニス・リー
「死の王」タニス・リー
「タマスターラー」タニス・リー
「ドラゴン探索号の冒険」タニス・リー
「白馬の王子」タニス・リー
「惑乱の公子」タニス・リー
「熱夢の女王」上下 タニス・リー
「ゴルゴン 幻獣夜話」タニス・リー
「血のごとく赤く」タニス・リー
「バイティング・ザ・サン」タニス・リー
「鏡の森」タニス・リー
「黄金の魔獣」タニス・リー
「幻魔の虜囚」タニス・リー
「幻獣の書」「堕ちたる者の書」タニス・リー
「月と太陽の魔道師」タニス・リー
「冬物語」「闇の城」タニス・リー
「銀色の恋人」タニス・リー
「妖魔の戯れ」タニス・リー
留守中に読んだ本(18冊)(「ウルフタワー」の感想)
「影に歌えば」「死霊の都」タニス・リー
「パイレーティカ 女海賊アートの冒険」タニス・リー
「銀色の愛ふたたび」タニス・リー
「水底の仮面」「炎の聖少女」タニス・リー
「土の褥に眠る者」「復活のヴェヌス」タニス・リー
「悪魔の薔薇」タニス・リー

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