「じーさん武勇伝」竹内真

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荒唐無稽、奇想天外、豪放磊落な「じーさん」の物語。「男の価値ってのはなぁ、どれだけ無茶苦茶やって生きていくかだ」が口癖のじーさんは、80歳を過ぎた今でも無敵。なんせ今までじーさんより強かったのは、優しくて穏やかだった、死んだ婆ちゃんだけなのです。しかしそのじーさんが、サイパンでの宝探しの最中に行方不明になってしまいます。

もうじーさんがとにかくかっこいい! まるで劇画のような展開で、どこからどこまでが本当なんだ~?って感じなんですけど(小説なんだから、全部虚構なんだってば)、このパワーとテンポの良さの前には、そんなのどうでも良くなっちゃいます。「殺しても死なない」というのは、こういう人のためにある言葉なんですねー。家族もそんなじーさんに慣れてしまっていて、多少のことには動じなくなっちゃってます。それでも最後の最後は、さすがにもうダメかと思われるんですが...(笑)
終盤はちょっぴりダレちゃったんですけど、でもとっても楽しくて、読むだけで元気を分けてもらえそうな物語でした。そして、このじーさんの冒険談をまとめたのが、「図書館の水脈」の彼なんですねっ。うふふ、これでまた1つ繋がったわ♪(講談社)


+既読の竹内真作品の感想+
「図書館の水脈」竹内真
「真夏の島の夢」竹内真
「じーさん武勇伝」竹内真
「自転車少年記」竹内真
「笑うカドには お笑い巡礼マルコポーロ」竹内真
「オアシス」竹内真
「ワンダー・ドッグ」竹内真
「ビールボーイズ」竹内真
「シチュエーションパズルの攻防」竹内真
Livreに「粗忽拳銃」「カレーライフ」「風に桜の舞う道で」の感想があります)

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Commentaires(2)

この本、面白そうですね。
私は最近、岡本喜八という映画監督の作品がマイブームなんです。
岡本喜八の映画も、老人やオヤジが元気いっぱいの映画。
この本と通じるものがある気がします。
ストーリーだけ追ってると忘れがちですが、岡本作品は、実は映像がすごくスタイリッシュ。
不思議なことなんですが、ほとんどオシャレです(笑)
この本も、似てる感じがするなぁ。
テンポやパワーは、演出の巧みさから来るようなのです。

「じーさん武勇伝」さっそく読んでみたいと思います!

老人やオヤジが元気一杯っていうのはいいですねー。
でも、岡本喜八監督作品って、私は観たことないかも…
と思ったんですが、調べてみると「大誘拐」もあるじゃないですか!
これ、映画ではなくて天藤真さんの原作を読んだだけなんですけど大好きなんです。
これは傑作ですよね!
映画も観てみたいと思っていたんですよー。
わあ、岡本喜八監督に俄然興味が湧いてきました。
手始めに、「大誘拐」から探してみようっと。

「じーさん武勇伝」も、オシャレに映画化してくれると楽しそうです。
ほんと、通じるところがあるかもしれないですねっ。

(ちなみに「大菩薩峠」も観てたようです… 他にも観てるかも・笑)

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