「妖都」津原泰水

Catégories: /

 [amazon]
津原泰水まつりエントリ第1弾として選んだのは、この「妖都」。本当は、ブログには「ペニス」「少年トレチア」「綺譚集」の感想を書いているし、サイトの方には他の作品の感想もアップしてるので、エントリしようと思えば一気にできるんですが... いい機会だし順番に再読していくことにしました。(少なくとも手元にある本は) ...あ、でも再読しても、前に書いた記事をそのままエントリしちゃう可能性大です。(と、「妖都」を読了した時点で思いました。)

この「妖都」は、人間でも幽霊でもない、「死者」たちが徘徊する東京が舞台。「死者」の姿を見れるのは、雛子や馨などごくわずかな人間のみ。2人は先日自殺した人気ヴォーカリスト、両性具有と噂された美貌の「チェシャ」の書いた歌詞に暗示的なものを見つけ、調べ始めることに... という物語。綾辻行人さん、小野不由美さん、井上雅彦さん、菊地秀行さんが絶賛したという作品です。(ココで見れます)
今回読むのは丁度3年ぶりの再読なんですが、もう、読み始めた瞬間のめり込んでしまいました。やっぱり、この作品好きだー!! 半陰陽、両性具有、近親相姦... といったものをモチーフに、ねっとりとした夜の闇とエロティシズムが迫ってきます。(「綺譚集」とはまたちょっと違うのですが) 先日のたらいまわし企画「美しく妖しく... 夜の文学」でも、これか「蘆屋家の崩壊」を入れたくて、最後まで迷ったんですよね。やっぱり入れておけば良かったかな。好き嫌いは、ハッキリ分かれそうなんですけどね。
なーんて全然感想にも何もなってないですね。でもね、やっぱりこの方の作品の感想を書くのってとっても難しいです...。好きだというだけで、もう十分のような気もするのですが、それってただの「書けない言い訳」なのでしょうか?(笑)(講談社文庫)


+既読の津原泰水作品の感想+
「ペニス」津原泰水
「少年トレチア」津原泰水
「綺譚集」津原泰水
「妖都」津原泰水
「蘆屋家の崩壊」津原泰水
「赤い竪琴」津原泰水
「ルピナス探偵団の当惑」津原泰水

| | commentaire(6) | trackback(0)

Trackbacks(0)

「妖都」津原泰水 へのトラックバック一覧:

URL TrackBack de cette note:

Commentaires(6)

ふむ。
これも、おもしろそうですね。
2番目の津原さん、何にしようか迷っています。
四季さんのおすすめ、ぜひ、ご指導くださいませ!

「妖都」から、ツハラは、やすみん☆じゃなく、泰水になるんですよね。
ホラーの大家からこぞって激賞された再デビュー。
装丁は、絵が金子國義で、デザインは京極夏彦!
鳴り物入りのデビュー…のはず。

でも、この作品もまた、説明しにくい(笑)
激賞してる四作家も、あきらかに困ってます。
宣伝文を読んでもいっこうに中身のイメージがわかないw

このあと、ジャパニーズホラーをしょって立つ期待もあったはずなのに、
どんどん不思議な方向に行ってしまうツハラ。
すごいです☆

私も再読中ですが、全部読んでから読み直して、はじめてわかることが非常に多いです。
こんな書きかたしてたら、やっぱり評価されにくいでしょうねぇ。
読めば読むほど、不思議な作家だとわかってきました!

>picoさん
2作目、これでもいいと思うんですが
せっかくだし、「赤い竪琴」も良いのではないでしょうか?
評判もかなりよろしいようですし~♪
ちなみに私の津原作品ベストは、「妖都」と「蘆屋家の崩壊」。次に「綺譚集」です。

「ペニス」は、「聖戦の記録」をふくらました感じなんですよ。もっと難物なんだけど。
これを読み終わって「ふうーっ」と溜息をついたところに、「ルピナス探偵団の当惑」を読んだりすると
すっかり力が抜けて「津原泰水って一体…?」と心底思われるのではないかと…。(笑)
って全然参考にならないですね(^^;。

>OverQさん
ほんと今から考えると、ジャパニーズホラーの旗手として
活躍するべくお膳立てはすっかり整えられていたのですねー。
それなのに。それなのに。
振り返ってみると、「妖都」「蘆屋家の崩壊」までは、まだ普通で
続く「ペニス」で「えっ…?」って感じだったと思うんですよ。
でも、「まだ普通」のはずの「妖都」ですら、これなんですもん。
ここまで紹介しにくいのって、ある意味極めてますね。(笑)

こうなったら、私は「好き」だけを前面に出していこうかと。
やっぱり読んでみないと分らない部分って多いですし~。
「イマイチ良く分からないけど、好きな人はすごく好きなのね~」
と、興味を持ってもらえれば!
そして一旦読んでしまえば、その方にもきっと分かるはず。(きっと)

と言いつつ、OverQさんの記事はものすごく楽しみです。
私が言葉にできない部分を、さらっと表現してくれそうで♪
再読しても発見があり、他の方の記事を見ても発見があり。
噛めば噛むほど味が出そうですね。(笑)

読みました。
ツハラにしてやられたり。
ちょっと発狂しそうです(笑)
みんな混乱してるんですよね?
私がバカなだけじゃないんですよね?( p_q)シクシク

えっ、えっ、もしかしてこれもダメでした…?
この作品は、津原さんにしては非常に親切なのではないかと思ってるのですが…
うーん、ダメだったかー。どうしましょうー。
あ、でも…! 「蘆屋家の崩壊」は、さらに親切な作品だと思うのです。
展開も掴みやすいし、最後もすっきり。(多分)
これでダメなら、一休みして再挑戦だ!(なんだかんだ言ってまだ読ませようとする私・笑)
ぜひ「蘆屋家の崩壊」に挑戦してみて下さいね(^^)。

コメントする(要JavaScript)

Note


MAIL FORMBBS

購読する ATOM


Powerd by MovableType4.24-ja
Copyright 2004-2011 四季. All rights reserved.