「赤い竪琴」津原泰水

Catégories: /

 [amazon]
津原泰水まつりエントリ第3弾です。本当は刊行順に読もうと思ってたんですけど、「ペニス」は今回こそゆっくりと読もうと決心してるし(ということで、まだ125ページ)、丁度こちらの本が入手できてしまったので、先に読んでしまいましたー。津原さん単独作品で最後の未読本。(...と思ったらキム・ギドク監督の映画のノベライゼーション「悪い男」もあったんだっけ。でもノベライゼーションっていうのは、あまり食指が動かないなあ)

というのはともかく、「赤い竪琴」。
祖母の遺品をきっかけに、耿介という楽器職人と知り合った暁子の物語。純愛小説だというのだけは聞いてたんですけど、それでも実際に読んでみてかなり驚きました...。明らかに津原泰水さんの文章なんですが、でも本当に?って感じ。とは言ってもやはり津原泰水さんだから、一筋縄ではいかないのですが...。
うわーん、良かったです。なんて素敵。なんて美しい...。これは本当に大人の恋愛小説ですね。今にもほとばしり出しそうな、抑えられた情熱にドキドキ。耿介と暁子の一言一言にドキドキ。そして最後の一言...。未読の最後にこんな作品が残っていたなんて幸せだー♪

津原泰水まつりのバナーは、OverQさんが作って下さったんですが、この「赤い竪琴」と同じ色だったのですねえ。この書体(康印体?)がまた、津原作品に似合ってますね(^^)。

赤い竪琴かあ... 私も膝の上に抱いて爪弾いてみたい。音色を聴いてみたいなあ。(集英社)


+既読の津原泰水作品の感想+
「ペニス」津原泰水
「少年トレチア」津原泰水
「綺譚集」津原泰水
「妖都」津原泰水
「蘆屋家の崩壊」津原泰水
「赤い竪琴」津原泰水
「ルピナス探偵団の当惑」津原泰水

| | commentaire(12) | trackback(7)

Trackbacks(7)

「赤い竪琴」津原泰水 へのトラックバック一覧:

URL TrackBack de cette note:

赤い竪琴 30歳を過ぎ、東京で一人虚無的な日々をおくるデザイナー・暁子。祖母の遺品がきっかけで耿介という男と知り合う。命ある限りの残酷な愛の記録。『小説す... » Lire la suite

赤い竪琴 津原 泰水 津原泰水ですよ?この本の前に出版された本は『綺譚集』ですよ? まったく予備知識ナシで読み始めたのでびっくりしました。ものすっ... » Lire la suite

◆ 『赤い竪琴』  津原泰水 著 読み終えました。 (右)『竪琴でオルフェウスの首を運ぶトラキアの少女』 ギュスタヴ・モロー 画 overQさんが... » Lire la suite

2005.1集英社¥1,785 女が、男に出会った。そして恋がはじまる。   つかみがすごくて、凛とした彼女にニヒルでダークな男、 そしてなぜ彼女がそれを... » Lire la suite

赤い竪琴発売元: 集英社価格: ¥ 1,785発売日: 2005/01売上ランキング: 115,628おすすめ度 posted with Socialtunes... » Lire la suite

赤い竪琴 読者大賞blogで美しい赤い表紙を見て、ずっと気になっていた作品です。もともと恋愛小説は大好きなのですが、好きゆえか、これはいい!というものには... » Lire la suite

赤い竪琴 この本は 「本のある生活」のjuneさん にオススメいただきました。 ありがとうございました。 ■やぎっちょ書評 これは。。「ナラ... » Lire la suite

Commentaires(12)

わーーー!!四季さん、こんにちは。
この感想を読ませてもらって、何は無くともこれを読まなくては・・・という気になってきますーー。
overQさんの作られたバナーの色が「赤い竪琴」の色・・・というのからも、この作品への特別な思い入れが伺えるのですね。

今読み返してみると、何を書いてるのやら… って感想ですね。(笑)
読んでから一晩たっても、全然言葉にまとまってくれなかったんですよー。(^^ゞ
でも良かったということだけ伝わってくれれば、それでオッケーです!(笑)
ワルツさんもぜひぜひ~。感想、楽しみにしていますね。
ぜひ一緒に語りましょう~~。

「赤い竪琴」、最初はやっぱりびっくりしますよね。
あのツハラですから(笑)

でも、奇をてらったとか、意表を突いたとかじゃなくて、思いっきり本気。
となると、これまでの作品にも、「竪琴」的な面が潜伏してたはずで、
また過去作を読み直さないといけなくなって。。

非常にストイックで、端正な書き方だけど、
いろいろ深読みができる仕掛けのように思えます。
輪廻転生がそこはかとなく背景にあって、恋愛物…とくると、

ツハラがファンである三島由紀夫「豊饒の海」を思い浮かべます。
たぶん、なんらかの関係があるのですが、それが一筋縄ではいかない…。

ツハラはほんとはすごい作家なんだと思うのですが、
当惑もつきまとう。
人に説明したり、説得したりできないし(;・∀・)

あと、バナーの赤、微妙にずれてますネorz

いや、ほんとびっくりしましたー。
本当にこれがあのツハラなのか?!って。
でもすっごく良かったです。
いきなり津原作品のマイベスト3にも入っちゃいました。(笑)

でも初めての津原作品というよりは、二番手三番手に相応しいですよね。
まさに「二冊目からのツハラ」かと。
まあ、読んでる側はこれで思い切り翻弄されちゃうわけなんですが…
一旦津原ファンになってしまうと、それもまた楽しい。
でもそうでない人には… うーん、どうなんでしょう。(笑)

おそらく、全てが計算され尽くした作品なのでしょうね。
でも読者は深読みすることもできれば、そのまま読んでしまうこともできるし。
読み返すたびに、色々な発見がありそうです。
あ、「豊饒の海」ですかー。確かずっと昔に読んだっきりです…
こちらも読み返してみなくちゃいけないですね。
(三島作品、どれが既読でどれが未読やらさっぱりなんです(^^;)

やっぱり「何も聞かずにとにかく読め」な作家さんですね。(笑)
今回のこのまつりで興味をもたれた方も結構いらっしゃるので
それだけでも良かったと思います!

こんにちは!「赤い竪琴」読まれたのですねー。最初衝撃ですよねっえ、まさかこのままいってしまうの?みたいな。
でも純愛で、泣かされました。
私も二作目で「赤い竪琴」だったのですが、見事ハマってしまいました・・・

moji茶さん、こんにちは!
純愛小説と聞いていてもびっくりだったんですよー。
もしまるで情報がない状態で読んでいたら、どれほど驚いたことか…
その最上級の驚きが味わえなかったのは、ちょっぴり残念ですが(笑)
でもほんと良かったです。しみじみと。
図書館で借りて読んだんですが、これは手元に欲しいです(^^)。

四季さん、読み終えましたーー。
とても良かったです。泣きました。
津原さんってこんな作家なのですね。
ホント、私も図書館で借りた本なんですが、手元にほしいです。

ワルツさんも読まれましたかー。
これが本当に津原泰水作品?!という感じでしたが
でもほんと良かったですよね。
ますます津原泰水ファンになってしまいましたー。
あ、ワルツさんも手元に欲しいと思われました? お仲間♪
これは何度でも読み返したくなりますよね、きっと。

こんばんは。読みました。初津原です。
すごいよかったんですけど何がどう良かったのかを表現する語彙がないのがすごくもどかしいーー。深いところで泣けました。
で、私は津原さん絶対女やと思ってたんで、あとで男って知ってむっちゃびっくりしました。私だけですかねえ。

ざれこさん、こんにちはー。これが初津原でしたか!
良かったでしょう、良かったでしょう。ほんといいですよね、この作品。
これを機に、ぜひとも他の作品も読んでみて下さいませ。
違う意味で(?)驚きが待っているのではないかと…。(笑)
他の作品で私が好きなのは、「妖都」と「蘆屋家の崩壊」なんですが
「綺譚集」もすごーく評判の高い作品です。

津原さんね、以前「津原やすみ」名義でティーンズ小説を書いてらしたんですよ。
その時は完全に女性作家として書かれてたようだし(笑)
間違えても無理のない部分はあるのかもしれませんー。

四季さん、こんにちわ。
私もこれが初津原さんだったのです。
それまで名前すら知らなかったのですが(恥)、
読んでよかったです。

>今にもほとばしり出しそうな、抑えられた情熱
私もドキドキしました!
何だか色々驚きのある作家さんのようなので、
他にも読んでみようと思います。

juneさん、はじめまして。
津原さん、初めて読まれたんですね。
「赤い竪琴」、本当に良かったですよね!
こういう作品こそ、大人の恋愛という言葉に相応しいと思いました。

作品によって雰囲気ががらりと変わったりするので
もしかしたらびっくりすることもあるかと思いますが(笑)
ぜひ他の作品も読んでみて下さいね。

コメントする(要JavaScript)

Note


MAIL FORMBBS

購読する ATOM


Powerd by MovableType4.24-ja
Copyright 2004-2011 四季. All rights reserved.