「酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記」恩田陸

Catégories: /

 [amazon]
極度の飛行機恐怖から、それまで海外旅行処女だった恩田さん。しかし取材旅行のために、とうとうイギリスとアイルランドへと行くことに... というエッセイ。というか旅行記。飛行機を怖がる人は結構いますけど、恩田さんほど怖がる人は珍しいのでは? なんせ、何度乗っても慣れるどころか、相変わらずの顔面蒼白、空港に着いた辺りから記憶が曖昧になっちゃうほどなんですもん。「あんな鉄の塊が空に浮くなんて信じられない」と言う人はよくいるし、その気持ちは良く分かるんですけど... でも、ここまでって。(笑)
そんな「怖い」がひたすら前面に出てるんですが、その合間には小説や映画の話がいっぱい。そして新作にも繋がりそうなアイディアがいっぱい。今回は、そのアイディアの部分が特に面白かったです。

「歴史上の人物で誰が好きか」という話から、歴史上の人物が探偵役となるミステリの話になり、「比較的最近の有名人で探偵を押し付けられそうなのは誰?」という話に。そして実際に、マザー・テレサやガンジーが探偵をやってみた時のさわりが書かれてるんです。それがすっごく面白そう。読んでみたいー。そしてさらに、アイルランドのタラを訪れた時に、恩田さんが頭の中で見た情景... こちらはきっと本当に新作に繋がるのでしょうね。「小説以外」を読んだ時も感じたんですけど、恩田さんにとって作家という職業は本当に天職なんだなあと、またしても実感させられちゃいました。

あ、恩田さんはそれほどひどい食事には当たらなかったようですね。いいなあ。私がイギリスに行ってた時は大変でした...。特に寮の食事は最悪だったので、ひたすらパブで食事してました。(パブは結構美味しい)
今回のイギリス取材で、理瀬のイギリス留学時代の話もいよいよ具体化? ますます恩田さんの作品に注目なのでした。(講談社)

これで恩田さんの作品は再びコンプリートです♪


+既読の恩田陸作品の感想+
「夏の名残りの薔薇」恩田陸
「小説以外」恩田陸
「ユージニア」恩田陸
「蒲公英草紙」「光の帝国」恩田陸
「酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記」恩田陸
「ネクロポリス」上下 恩田陸
「エンド・ゲーム」恩田陸
「チョコレートコスモス」恩田陸
「中庭の出来事」恩田陸
「朝日のようにさわやかに」恩田陸
「木洩れ日に泳ぐ魚」恩田陸
「いのちのパレード」恩田陸
「猫と針」恩田陸
Livreに、これ以前の全作品の感想があります)

| | commentaire(0) | trackback(1)

Trackbacks(1)

「酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記」恩田陸 へのトラックバック一覧:

URL TrackBack de cette note:

『恐怖の報酬』日記 酩酊混乱紀行 イギリス・アイルランド/恩田陸 講談社/1,470円(税込) イギリス・アイルランドへの旅行記。 ◆飛行機が怖くて海... » Lire la suite

コメントする(要JavaScript)

Note


MAIL FORMBBS

購読する ATOM


Powerd by MovableType4.24-ja
Copyright 2004-2011 四季. All rights reserved.