「月王譚」小沢淳

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かつて天に2つの双生の月があった頃。炎月王と青月王という2人の王によって治められていた2つの月は、ある時些細なことから敵対することになり、炎月王は青月王に敗れて冥界へと墜とされてしまいます。そして200年後。炎月王に仕えていた月の吟遊族の生き残りの1人が立ち上がり...。

七生子さん@どこまで行ったらお茶の時間のオススメ。タニス・リーの影響を受けていると聞いて以来、すっごく気になっていた作品です。気になりながらも早数ヶ月... ようやく読めました!(私ってそんなのばっかりだわ)
夜の情景がとても美しくて、でもタニス・リーの闇の妖しさとはまた違って、こちらは冷たく冴え渡る月の光がとても美しいのですねー。月の場面も砂漠の場面も冥界の場面も、どれも素敵。今にも月琴の音が聞こえてきそう。そして作中で一番印象的だったのが天狼という人物なんですけど、この天狼がアズュラーン(タニス・リーの平たい地球シリーズに登場する妖魔の王)を彷彿とさせるんです! 夜の描写自体よりも、むしろこちらにその影響が感じられるように思いました。んんー、いいなあ。
そして月の光を感じる物語となると、思い出すのが神月摩由璃さんの「幾千の夜を超えて」(感想)。こちらもタニス・リーを彷彿させながら、月光の清冽さを感じさせるような作品だったんですよね。ああ、読み比べてみたくなっちゃう。今手元にないのがとっても残念。

小沢淳さんの作品は、4年ほど前にchicacoさん@CHICACOの部屋に薦められてムーン・ファイヤー・ストーンシリーズやムーン・ライト・ホーンシリーズを読んで以来。こちらもとても楽しんだのですが、その当時はもっとミステリ系のサイトだったので(笑)、ミステリ作品にしか感想を書いてなかったんですよねえ... 何も残ってなくて残念。やっぱり、簡単にでも何か書いておかなくちゃダメですねえ。(福武書店)

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