「ぶたぶたの食卓」矢崎存美

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ピンクのぶたのぬいぐるみ「山崎ぶたぶた」のシリーズ最新作。前回はエッセイ教室が舞台となっていましたが、今回のキーワードは、料理や食べ物。そしてそこには家族の絆という裏キーワードも隠されているようです。「食事」が生きていく上での基本であり、人が生まれ育つ上で、かなりの回数の食事を家族(もしくは家族代わりの人)と取ることになる以上、当然の帰結かもしれませんね。今回はぶたぶたの家族関係に関してもかなり判明します♪
この1冊に4つの短編が収められているのですが、今回特に気に入ったのは、「十三年目の再会」と「最後の夏休み」。記憶というものは、匂いでもかなり喚起されますが、味覚もそうですよね。ぶたぶたがきっかけで、懐かしい味に出会ってしまう登場人物たちの姿が嬉しくも切ないです。...でもね、毎回のように仕事を変えているぶたぶた、普段はそんなものかと読んでるんですけど、今回に限っては「嘘の効用」から「ここにいてくれる人」までの間に一体何があったのかしら? なんて気になっちゃいました。
ぶたぶたによって人々が癒されるのは、やはりぶたぶたが「痛み」を良く知っているからなのではないでしょうか。深く傷ついた経験がある人ほど、他人に優しくなれるものだし... って違うかな(^^;。(光文社文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「ぶたぶた」「刑事ぶたぶた」「ぶたぶたの休日」......ブログには感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「ぶたぶた日記」矢崎存美
「ぶたぶたの食卓」矢崎存美

+既読の矢崎存美作品の感想+
Livreに「幽霊は行方不明」「幽霊は身元不明」の感想があります)

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