「殺人小説家」デイヴィッド・ハンドラー

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作家としての再起を図っているホーギーの元に届いたのは、差出人の名前がない手紙。それは小説家志望者からの自作小説の第1章でした。小説はただの白いタイプ用紙にタイプされていて、添えられた手紙の最後にあるアンサーマンという名前があるだけ。そしてその小説の内容は、アンサーマンという男が街で知り合った女性を殺すまでの顛末。一読したホーギーは、その才能に驚きます。しかし翌朝、ホーギーはその小説の内容と同じ殺人事件が起きていたことを知ることに...。

ホーギーシリーズの第8弾。小説のストーリーの通りに殺人事件が起きていくというストーリー展開自体はそれほど目新しくないんですが、今回はホーギーの学生時代のエピソードが登場するのが嬉しいです。そういえば、これまで学生時代の話って出てきてなかったんですねー。仲が良かった3人組も今は昔、「青春時代の栄光」と「人生の悲哀」って感じになっちゃって、下手すると暗くなりそうな展開なんですが、でも相変わらずのお洒落な語り口で、さらっとほろ苦い青春物語となっています。シリーズ前半の勢いこそなくなってるけど、やっぱり高め安定。でも本国ではこの作品を最後に続編が出てなくて、新シリーズが始まってるとのこと。もしやこれでおしまい...? 曲りなりにも、作家として再起できたから?! 1歳半のトレーシーも可愛い盛りだし、意外なカップルのその後の生活ぶりも気になるし、まだまだ彼らの会話を楽しみたいのになあ。もっと書いてくれないかなあ。(講談社文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「真夜中のミュージシャン」「フィッツジェラルドをめざした男」「笑いながら死んだ男」「猫と針金」「女優志願」「自分を消した男」「傷心」......ブログには感想がないので、よろしければLivreへどうぞ
「殺人小説家」デイヴィッド・ハンドラー

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