「暴徒裁判」クレイグ・ライス

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車で気ままな田舎旅行に出かけたヘレンとジェーク。しかし釣りの許可を取ろうとジャクソンの郡役場を訪れた2人は、建物の中で嵐が過ぎるのを待っている間に殺人事件に巻き込まれてしまいます。アリバイはあるものの、彼ら2人はここではあくまでも「よそ者」。保安官はヘレンとジェークの2人が重要参考人だと言い張り、ヘレンは急いでマローンに電報を打つことに。

マローンとヘレンとジェークのシリーズ。これは「大当たり殺人事件」の後に執筆された作品なのだそう。ずっとポケミスでしか出てなかったんですが、ようやく文庫になってくれました。(未だにポケミス未体験者なのだ)
今回はシカゴではなく、ウィスコンシン州の田舎町が舞台。ヘレンは相変わらずの美しさ可愛らしさなんだけど、今回はあまりその活躍が前面には出てなくて残念。心配させられるばっかりで、あざやかなブルーのコンヴァーティブルを疾走させるチャンスもほとんどなし。これが寂しーい。暴走しちゃったヘレンが大好きな私にはちょっと物足りなかったな。3人ともシカゴにいる時ほど飲んだくれてないし、ジェークも冴えないし。(今までは「ジェーク」じゃなくて「ジェイク」だったと思うんだけど...?)
でも今回も印象的な人物が登場してました。それは、莫大な金を失ったショックで1929年で時間が止まってしまい、相変わらず禁酒時代を生きているヘンリー。頭はいいし、会社経営も上手くいってるのに、彼の中の時間だけがストップしちゃってるのです。これがユーモラスなんだけど、人生の悲哀なんだなあ。(ハヤカワ文庫HM)


+既読のクレイグ・ライス作品の感想+
「暴徒裁判」クレイグ・ライス
「セントラル・パーク事件」クレイグ・ライス
Livreに「マローン御難」「マローン殺し」の感想があります)

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