「腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿」西澤保彦

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「市民サーヴィス課臨時出張所」の貼り紙と折り畳み式らしい机と共に、市内のそこここに現れる「腕貫探偵」の連作短編集。
「日頃のご意見、ご要望、なんでもお聞かせください。個人的なお悩みもお気軽にどうぞ」なんて貼り紙と一緒に座ってる「腕貫探偵」を見た人たちは、ついふらふら~と寄って行って、話すつもりがなかったことまでどんどん話しちゃう。で、それを聞いた腕貫探偵が一言二言アドバイスして、あっという間に解決しちゃうという、そんな話です。どことなく、同じく西澤さんの「完全無欠の名探偵」みたい。腕貫探偵のアドバイスは確かに的確だけど、最後の部分は結局相談者が自分で推理してたりしますしね。もしやあの「みはる」が、神通力(?)が弱まって、ここの市役所に就職したのか...? なんて思っちゃいました。(笑)(腕貫探偵は、一応市役所の市民サーヴィス課一般苦情係... 本当なのかな?)
ものすごーくテンションが低い探偵なんで(笑)、緊迫感はほとんどないし、謎も小粒。でも登場人物がいいのです。本の後味を爽やかにしてくれた蘇甲純也と筑摩地葉子も良かったし(相変わらず素直に読めない名前...)、7編の中で特に気に入ったのは、「スクランブル・カンパニィ」で、玄葉淳子と秋賀エミリという2人の存在がとても強烈! 事件の内容や解決そのものよりも、 4課には他にどんな面々がいるんだろう、なんてそんなことが気になっちゃいました。その辺りの話も今度読んでみたいなあ。(実業之日本社)


+既読の西澤保彦作品の感想+
「方舟は冬の国へ」西澤保彦
「生贄を抱く夜」西澤保彦
「腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿」西澤保彦
「フェティッシュ」西澤保彦
「キス」西澤保彦
「春の魔法のおすそわけ」西澤保彦
「ソフトタッチ・オペレーション」西澤保彦
Livreに、これ以前の全作品の感想があります)

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連作短編集です。 大学の事務室,病院の廊下,アーケードの下などで悩みを抱えた人の目に留まる不思議な「市民サーヴィス課出張所」と存在感のない事務職っぽい男性... » Lire la suite

Commentaires(4)

ごぶさたで~す。

四季さんに遅れること4ヶ月、やっとこの本を読むことができました。

玄葉姐さんが良かったすね。
目を覚ましたとき、あんなヒトがノーブラにTシャツ姿で傍にいたら。。。(以下自主規制)

で、本のタイトルの腕貫さんは話の主役じゃないのよねぇ(笑)

ど~じ~さん、お元気でしたか~?
最近はどうしてます? 相変わらずお忙しいのかな?

玄葉姐さん、良かったですね~。
>目を覚ましたとき、あんなヒトがノーブラにTシャツ姿で傍にいたら。。。(以下自主規制)
あはは。(^o^)
彼女の話をもっと読みたいけど、そうなったら腕貫さんの存在がますます薄くなりそう…
てか、必要なかったりして。(笑)

でも腕貫さんはなんか好きですね。顔は全然見えてこないけど。(笑)

おかげさまで、何とか元気にしてます。
忙しさは、相変わらずです。
自分のスケジュールで動いているので、ダラダラしている時間が多かったりもするんですが。。。(^_^;

腕貫さんは、たぶんシリーズ化されそうですよね。
この短編集の最後で正体が明らかになってなかったり、腕貫さん自身が主人公になってなかったりするので。

玄葉姐さんは、ボアン先輩あたりと競演すると面白いかも。

お元気そうで良かった!
忙しいのは仕方ないですけど、自分のペースで動けるのはいいですよね。
私も今は祖母の世話をしつつ、の生活なので、適当に息抜きしつつやってます。
や、更新ペースを見ると、毎日暇としか思えないかもしれないですが…。(^^ゞ

腕貫さん、シリーズ化しそうですか。それは楽しみ。
西澤さんの作品って、ほんとシリーズして欲しくなるようなキャラが多いですよね。
玄葉姐さんとボアン先輩! それ、いいですね!
なかなかいいペアになりそうだなあ。
そこでちょっとしたロマンスが… というのも良さそう。
なーんて、先走りすぎ?(笑)

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