「季節のうた」佐藤雅子

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宗の 素晴らしきかな、人生の宗さんに教えて頂いた本。1月から12月までの章に分かれていて、日常の家事を中心に四季折々の暮らしのこと、海外での思い出が綴られていきます。初版は昭和51年なんですが、それから30年ほどでどれだけ日本の主婦の「家事」が変わってしまったのかと考えるとびっくりです。確実に便利になってはいるけれど、日本古来の伝統とか優雅さは確実に失われているような... 昔ながらの生活の、なんと贅沢なことか。...物質的な贅沢じゃなくて、心の豊かさなんですよね。こんな風に日々の生活に気を配って過ごせたらいいなあ。
特に印象的だったのは、その月の月給袋の中身がだんだん軽くなってくると作るというオニオンスープ。材料はたまねぎだけでも、こっくりした美しい色や味を出すために飴色になるまで中火で気長に炒めて、熱々のスープのためにスープ皿はもちろん温めておいて、手間暇は十分かかってるんですよね。時にはこくをつけるために、炒める時に小麦粉を入れたり、水の代わりに牛乳を入れたり。でもそんな余分の買い置きもない時は、せめて仕上げにチーズをたっぷりとすりおろしてかけて。こんな贅沢なスープが「月末スープ」だなんて素敵~。

そういえば、今年のお盆は祖母の家にいたので、色々と手伝うことになったんですけど... というか私が最初から最後まで1人で全部しなくちゃいけなくなったのって初めてだったんですけど、祖母が「もう面倒だから○○はしなくてもいい」「略式にしてしまいましょう」と言うたびに、なんだかちょっぴり悲しかったんですよね。やるやらないはともかくとして、せっかくの機会だしと一通りのことは教わっておきたいなと思ったし、まあ実際には出来なかった部分もあるんですけど、私としてはとても良い経験になりました。これまで祖母や母がやってるのを手伝ってはいても、自分で全部やるとなるとまた別ですしね。(でも以前は形式ばったことがすごく嫌いで、そういうのに反発してたのに、私も変わったものだわー 笑)

そして読んでいると、突然彫金のページが出てきたのでびっくり。ここ数年はやってないんですけど、私もずっとやっていたのでなんか嬉しーい。(彫金と言うと分かりづらいですが、要は普通のジュエリー作りです) この方、木彫りも物凄くお上手なようなのに(木じゃくしに付けられた彫りが素敵)、彫金もされるとは。写真にうつっている道具類を見てると、なんか懐かしい...。 

少し時代がかった優しい語り口といい、毎日の暮らしをとても大切にしているようすから、暮しの手帖社から出ている「すてきなあなたに」を思い出しました。こちらも大好きなんです。あと、和の暮らしを教えてくれる本といえば、やっぱり「しばわんこ」シリーズでしょう。こちらもオススメです~。(文化出版局)

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Commentaires(4)

四季さんおはようございます(^^)

お盆とかのこと、気持ちわかります~
私はひとりっ子なので、「全部自分でせなあかんのやぁ~」と思い、なにか式(主に仏事)がある度、必死で勉強してます。

四季さん、おはようございます!

こちらの本は、知らなかったです!
早速、メモりました!!!
ありがとうございます。

暮らしの手帖と、しばわんこは、愛読してますよ♪
みけがよい味、だしてますよね。(笑)

>ねあ。さん
必至で勉強してるなんてえらい!!
私はほとんど「なんとなく見て知ってる」程度なので…
覚えてるうちに、手順を書いておいた方が良さそうです(^^;。
でもほんと、時には略式でも構わないと思うんですけど
基本形を知っててこその略式ですものね。
今回はちょっと頑張りました。(^^)v

>picoさん
おお、暮らしの手帖としばわんこ、愛読されてますか♪
うんうん、みけが可愛いですよね~。
あの本で、日本の暮らしを再認識&実践しようと思うのですが
ついつい読みふけってしまいます。(笑)

こちらの本は、今回のたらいまわしに出せそうな本でしたよ。(笑)
「ございます」口調の文章で書かれてるので、
最初はちょっと馴染めないかも…と思ったんですが
気がついたら、その口調も含めてすっかり浸ってしまいました。
ぜひ手に取って確かめてみて下さいね(^^)。

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