「にぎやかな眠り」シャーロット・マクラウド

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クリスマスのイルミネーションの時期だけ、見物人で賑わうバラクラヴァ。その中でただ1人協力せず、毎年グランド・イルミネーション委員会にせっつかれていたシャンディ教授、今年は悪戯心を出してしまいます。専門業者に悪趣味な飾りつけと大音響のクリスマスソングを頼み、ちょっとやそっとじゃスイッチを切れないようにして、そのまま船旅に出かけてしまったのです。しかし船のエンジン・トラブルで、すぐに自宅に戻ることになった教授を待っていたのは、暗くひっそりと静まり返った家。そしてイルミネーション委員会のジェマイマの死体でした。

ずっと気になってたシャンディ教授シリーズの第1作。ようやく読めました。
大学教授が探偵役で、その専門知識を生かして推理というミステリは結構ありますし、比較的最近読んだ中では、アーロン・エルキンズのスケルトン探偵・ギデオン・オリヴァー博士のシリーズが印象に残ってるんですが(「古い骨」「暗い森」の感想)、こちらのシャンディ教授は、応用土壌学が専門。また変わったものを持ってきてますねー。(笑) 応用土壌学と言われても正直ピンと来ないんですけど、どうやら土というよりも、植物の品種改良がメインみたいです。巨大なカブを作り出していて、その特許料が毎年結構入ってきてるみたいだし、毒性を持つ植物なんかにも詳しいみたいだし。とは言っても、この1作目ではその知識がそれほど生かされていないようだったのが、少し残念だったのですが。これからのシリーズで、もっとそういう部分が前面に出てくるといいな。
殺人は起きるんだけど、基本的にほのぼのとしたミステリ。同僚のエイムズ教授やその親戚のヘレン・マーシュ、そして大学の学長夫妻など、周囲の登場人物がすごく個性的で楽しかったし、これは続きも読んでみたいな。これから先の展開も楽しみです。(創元推理文庫)


+シリーズ既刊の感想+
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Commentaires(2)

TBさせていただきました。
頑固で偏屈な中高年たちが、個性的に活躍する作品でした。
ほのぼのしているんだけど、笑いに毒もあり、楽しめました。

オプトさん、こんにちは。TBありがとうございます。
毒があるといえば、最初に死んだジェマイマのことを
肝心のダンナさんがあまり悲しんでないというのもありましたよね。
まだ2冊しか読んでないんですけど、また続きを読みたいです。

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