「蹄鉄ころんだ」シャーロット・マクラウド

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「にぎやかな眠り」に続く、シャンディ教授シリーズの2作目。今回は強盗とか殺人事件とか、バラクラヴァ農業大学畜産学部の大切な大切な豚のベリンダが誘拐されたりとか(表紙の彼女です←天野喜孝さんのイラスト、可愛い!)、年に1度の馬の競技会に対する邪魔工作があったりと盛りだくさん。
やっぱりこのシリーズ、登場人物がすっごくいいです。特に今回はイデューナという女性がいいんですよー。この女性に対するシャンディ教授の第一印象は、「グッドイヤーの気球そっくりの体形」の「人間ツェッペリン」。このグッドイヤーの気球というのが分からなかったので検索してみたらこんなのが出てきました。ひ、ひどい...(^^;。 歩き方も、「七月四日の独立記念日のパレードで子供が持っているピンクの風船のように、元気よくはずむ感じでただよって」いるですって。すごい言われようですね。でも、彼女がにっこりすると、誰もが笑顔を返さずにはいられないし、男性陣はみんな彼女が気になって仕方ないのです。そして豚のベリンダの世話をしている畜産学部長のダニエル・ストット教授もかなりいい恰幅なんですが、「ストット教授が豚に生まれていたら、きっとこのうえなくすばらしい豚になっていたことだろう」という表現をされてて、なんか可笑しい。農業大学を中心とした町なので、普通の都会的なスレンダーな美女やハンサムさんには用がないみたいです。(笑)
盛りだくさんな出来事が綺麗にパタパタと解決していくのも気持ちいいし、しかも思わぬところに伏線が潜んでいてびっくり。同僚のエイムズ教授の家に、おっそろしい家政婦さんが来てしまったので(ものすごい掃除魔で、家の前を通るだけで漂白剤の匂いがする始末...)、シャンディ教授はイデューナをエイムズ教授の奥さんにして、その恐ろしい家政婦を追い出そうなんて言ってたりするんですけど、その辺りの展開も楽しいところ。殺人は起きるんですが、それでもやっぱりほのぼのした魅力が失われなくて素敵。続きも読みたいんだけど、次の「ヴァイキング、ヴァイキング」は未入手。積読本がもう少し減ったら買って来ようっと。(創元推理文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「にぎやかな眠り」シャーロット・マクラウド
「蹄鉄ころんだ」シャーロット・マクラウド
「ヴァイキング、ヴァイキング」「猫が死体を連れてきた」シャーロット・マクラウド

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Commentaires(2)

か かわいい…!ぶたさんが…。表紙だけ見たらミステリィの本だって分からないかも知れないですね^^。天野さんの吹けば飛ぶよなファンタジー絵も好きですが、こっちのちまっとした絵柄も大好き。読んでみよう~

可愛いですよねー!!
天野さんがこんな可愛い絵も描く方とは知らなくてびっくりでした。
ほんと、この表紙だけでも手に取りたくなっちゃいますよね。
30年近く前のミステリなんですが、古さも感じさせないし、楽しいシリーズですよん(^^)。

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