「ドクター・ヘリオットの犬物語」「Dr.ヘリオットのおかしな体験」ジェイムズ・ヘリオット

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「トマシーナ」で、あんまりひどい獣医が出てきたもので、ほのぼのする獣医さんの話が読みたくなりました。ドクター・ヘリオットはヨークシャーの小さな町で50年間も獣医をしてきた人なんですけど、グラスゴー出身なんだそうなんです。「トマシーナ」のマクデューイもグラスゴーにいたという設定。なんか似通ってる?! これは続けて読めという意味?!(笑)

「ドクター・ヘリオットの犬物語」は、文字通り犬のエピソードばかり集めた本。前に「ドクター・ヘリオットの猫物語」(感想)を読んだんですが、丁度それの犬版ですね。読んでると一昨年死んだうちの犬のことを思い出しちゃって途中ちょっと辛くなったんですが... でもこちらも良かったです。美食家のでぶ犬だったのに、すっかりスポーツマンとなってしまったトリッキー・ウーのエピソードが良かったなあ。でも、こっちも良かったんだけど、それ以上に良かったのが「Dr.ヘリオットのおかしな体験」。これは第二次世界大戦中に英国空軍に入隊したドクター・ヘリオットが、厳しい訓練の合間に今まで診てきた動物たちのことや、出産を控えている妻のヘレンのことなどを思い出すという形式。背景に戦争があるのに、ドクター・ヘリオットのほのぼのとした味わいは変わらなくて、妻に会いたくて何度か抜け出した話なんかが面白おかしく綴られていきます。「犬物語」「猫物語」と違って、牛や馬、豚の話が多いんですけど、犬や猫みたいな小動物だけじゃなくて、家畜たちもしっかり飼い主たちの家族の仲間入りをしてるんですね。飼い主たちの一喜一憂が伝わってきて、なんだか読んでいるだけでもドキドキ...
「Dr.ヘリオットのおかしな体験」は、結構分厚い本なのにするすると読めちゃいます。もちろん1つずつのエピソードが短くて読みやすいというのもあると思うんですけど、池澤夏樹さんの訳文の読みやすさも大きいかと。(集英社文庫)


+既読のジェイムズ・ヘリオット作品の感想+
「ドクター・ヘリオットの猫物語」ジェイムズ・ヘリオット
「ドクター・ヘリオットの犬物語」「Dr.ヘリオットのおかしな体験」ジェイムズ・ヘリオット

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