「一千一秒の日々」島木理生

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7編の連作短編集。最初の話の脇役が次の話では主役にまわり、その話の脇役がその次の話の主役になり... という形式。こういうのはかなり好き。でもって、7編中3編は男性視点。島本さんの作品で男性視点というのは、もしかしてこれが初めてじゃないですか? なかなかいいですねえ。作品を読んでて一番気に入ったのが体重100キロを越すバーテンダーの針谷くんなんです。高校時代、可愛い女の子に告白して付き合い始めながらも、「ずっと彼女はなにか勘違いしているのだと僕は疑っていた」というほど、自分の外見にコンプレックスがある男の子。幼馴染の女の子に告白されそうになると、「男なのに胸があるんだよ」と触らせてかわしてしまったり。でもいざという時に頼りになる素敵な男の子。
あとがきにも書かれているように、「生真面目だったり融通がきかないほど頑固だったりするのに、その反面どこかウカツで変に不器用」な登場人物たち。これまでの作品、特に「ナラタージュ」のような熱さは感じなかったですし、幸せな場面ばかりではないですが、それでも読んでいて心地良い穏やかさがありました。(マガジンハウス)

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Commentaires(2)

四季さんこんばんは。
何故かダブってTB送信してしまいました。
ごめんなさい。
この本、四季さんのおっっしゃるとおり、穏やかな心地よさがありましたね。

EKKOさん、こんにちは!
島本さんの作品は「ナラタージュ」がダントツで好きなんですが
それとはまた違う良さを感じる作品でしたよね。
新作の予定はあるのでしょうか。早く読みたいです~。

TB、1つ消しておきました♪

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