「魔法があるなら」アレックス・シアラー

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土曜日の夕方の閉店間際に、大きなスーツケースを持ってスコットレーズ・デパートに来たママとオリビア、アンジェリーンの3人。これまで一度も買い物なんてしたことない高級デパートに、新しいベッドを買いに来たなんて本当? そして閉店5分前にママが言ったのは、「"ベッドの下に隠れろ"ゲームをしましょう」という言葉。その言葉を聞いた途端、リビーは自分たちがここに来た理由が分かります。なんとママは、この週末はスコットレーズに住んでしまおうと考えていたのです。

読み始めて真っ先に思い浮かんだのは、E.L.カニグズバーグの「クローディアの秘密」。そちらはデパートではなくてメトロポリタン美術館なんですけど、こっそり住んでしまおうというワクワク感は一緒ですね。でもこちらは高級デパート! 日用品から食料品からおもちゃから電化製品まで何でも揃っている場所なんです。子供たちにとっては夢の国かも。
...とは言え、能天気なママと無邪気なアンジェリーンに挟まれて、1人しっかりしてしまっているリビーは、能天気なママの言動にヤキモキし通し。うわー、分かる。こういうママがいたら、しっかり常識派に育っちゃいますよね。必要に迫られて、年齢よりも大人になっちゃうはず。しかもハプニング続出で、こんな生活を続けたらほんと神経が参っちゃいそう... とこちらまでドキドキしてしまいます。最初の場面で、リビーが警察官やソーシャルワーカーと話しているのが分かっているだけに、余計に☆

可愛いらしい作品でしたが、「魔法があるなら」というタイトルだけは全然似合わないですね。魔法が出てくるようなお話かと思ってたので、そういう意味ではちょっとがっかり。原題通り「世界で一番素敵な場所」でも良かったと思うのになあ。(PHP研究所)

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