「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

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多元世界が舞台のファンタジー。同じく多元世界が舞台のクレストマンシーシリーズも面白かったし、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品は、こういうのが一番好きかも♪ イギリスそっくりの異世界の<ブレスト>での魔法使いマーリンを巻き込んだ陰謀を、ブレストのロディという女の子と、地球のニックという青年が2人が暴いていくという物語です。
やっぱりアーサー王伝説やケルト伝説は、こういったファンタジーの作品に良く似合いますね。一見突拍子がなく感じられるダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジー世界に、落ち着きと奥行きを出すのに一役買っているような気がします。そしてお話の方は、ダイアナ・ウィン・ジョーンズらしく、物事や人々が複雑に絡み合ってて、なかなか先が見えてこない展開です。でも、「花の魔法、白いドラゴン」という題名はとても綺麗なんだけど、「花の魔法」も「白いドラゴン」も本筋とはちょっと違うから違和感... 特に「白いドラゴン」は、題名で期待させる割に、最後にほんの少し出てくる程度なのでちょっと残念。

この作品の主役の片割れのニックは、未訳の「Deep Secret」という作品に登場したキャラクターなのだそう。そちらは大人向けの作品で、特にシリーズ物ではなく、独立して楽しめるように描かれている... と訳者あとがきに書かれてたんですけど、もう訳されないのかな? 関連作品があって、しかもそちらが先と聞くと、やっぱり順番通りに読みたかったなあって思っちゃいます。いくらそれぞれ独立して楽しめる作品とはいっても、やっぱりそっちの作品の言動をかなり踏まえてるのが読んでいて分かりますもん。きっと「魔法使いハウルと火の悪魔」(感想)と「アブダラと空飛ぶ絨毯」(感想)みたいな関係なんでしょうね。大人向けだなんて言わずに、ぜひとも翻訳して欲しいものです。(徳間書店)


+シリーズ既刊の感想+
「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バビロンまでは何マイル」上下 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

+既読のダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品の感想+
「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「アブダラの空飛ぶ絨毯」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「デイルマーク王国史」1~4 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「わたしが幽霊だった時」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法使いはだれだ」「クリストファーの魔法の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔女と暮らせば」「トニーノの歌う魔法」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法がいっぱい」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
留守中に読んだ本(18冊)(「マライアおばさん」「七人の魔法使い」「時の町の伝説」の感想)
「呪われた首環の物語」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「いたずらロバート」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バウンダーズ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「星空から来た犬」「魔空の森ヘックスウッド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ウィルキンズの歯と呪いの魔法」「海駆ける騎士の伝説」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「うちの一階には鬼がいる!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法!魔法!魔法!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ぼくとルークの一週間と一日」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「牢の中の貴婦人」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法の館にやとわれて」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「キャットと魔法の卵」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
Livreに「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」「九年目の魔法」の感想があります)

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花の魔法、白のドラゴン 作者: ダイアナ・ウィン・ジョーンズ, 佐竹美保, 田中薫子 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2004/08/29 メディア:... » Lire la suite

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