「呪われた首環の物語」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

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<湿地>を舞台にした人間とドリグ、そして巨人の物語。いつもの畳み掛けるような勢いのあるダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品とは、また全然違う雰囲気でびっくり。
水の中に住み、変身が得意なドリグ、嵐のような音を立てる巨人、そして人間。いざ話してみると、話す言葉はお互いに共通しているのに、お互いに相手のことを良く知らないまま、昔からそうだからというだけで対立してるんですよね。なんだか現代の人種差別みたい。でもドリグの呪われた首環が人間の手に渡り、色んな状況がどんどん悪くなっていったのがきっかけで、3つの種族がお互いをきちんと認識して、呪いを解くために協力し合うことになります。<太陽>、<月>、<大地>の力とは? 呪いを解くために必要な<古き力>、<今の力>、<新しき力>とは? そんなところもワクワクしちゃうし、主人公の男の子の成長物語としても面白いです。
冒頭の雰囲気が好きだったので、途中で実態が分かった時は(ある程度予想していただけに)がっかりしたんですけど、でも最後まで読むとやっぱり良かった。ここに登場する首環は、ケルトのトルクにそっくり。ケルト独特の神秘的な雰囲気もあって素敵でした。(徳間書店)


+既読のダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品の感想+
「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「アブダラの空飛ぶ絨毯」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「デイルマーク王国史」1~4 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「わたしが幽霊だった時」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法使いはだれだ」「クリストファーの魔法の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔女と暮らせば」「トニーノの歌う魔法」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法がいっぱい」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
留守中に読んだ本(18冊)(「マライアおばさん」「七人の魔法使い」「時の町の伝説」の感想)
「呪われた首環の物語」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「いたずらロバート」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バウンダーズ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「星空から来た犬」「魔空の森ヘックスウッド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バビロンまでは何マイル」上下 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ウィルキンズの歯と呪いの魔法」「海駆ける騎士の伝説」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「うちの一階には鬼がいる!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法!魔法!魔法!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ぼくとルークの一週間と一日」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「牢の中の貴婦人」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法の館にやとわれて」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「キャットと魔法の卵」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
Livreに「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」「九年目の魔法」の感想があります)

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話の展開で、一番インパクトがあるのが冒頭。 その後は、主人公の少年の苦悩で読ませる。 首長の長男という恵まれた出自でありながら、予知や失せ物探しという能力を持... » Lire la suite

Commentaires(2)

ルナもダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの本、ダイスキです。

ルナさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
この作品もとてもよかったですよね。^^

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