「ファンタジー・ブックガイド」石堂藍 他1冊

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ファンタGメン'05編集の「次の一冊が決まらない人のためのファンタジーブックガイド」と、石堂藍さんの「ファンタジー・ブックガイド」。次の1冊が決まらないなんてことないし、むしろなるべく次の1冊を増やさないようにしてるんですが(笑)、こういう本って好きなんですよね... で、「次の1冊」がどどんと増えました(^^;。

「次の一冊が決まらない人のための~」の方は、「ハリー・ポッター」でファンタジーにハマってはみたものの、作品数が多すぎてどれを次に読んだらいいのか分からない、という人のためのブックガイド。全部で40作品が紹介されてるんですけど、比較的最近の作品ばかりですね。古典的な名作っていうのは全然なくて、私が既読なのは5冊ぐらい。読んでても今ひとつそそられなかったです...。選ばれてる作品自体は悪くないんでしょうけど、どこか作為的に感じられてしまって。選考委員の人は50冊ぐらい渡されて、その中から40冊選んだんじゃないかしら、なんて思っちゃう。本当にファンタジーが好きで好きで、という姿勢があまり感じられなかったのも残念。でも、確かに「ハリー・ポッター」でファンタジーに出会って次の1冊、と思ってる人にはすごく役に立つ本なのではないかと思います。そういう意味では題名通りの本かと。(「次の一冊が決まらない人のためのファンタジーブックガイド」ファンタGメン'05編集・ブックマン社)

対する石堂藍さんの「ファンタジー・ブックガイド」の方は凄いです。こちらは読みたい本が後から後から出てきて、もう大変。実際、私が好きな作品も沢山紹介されてるし、読んでみたいと思ってる作品も多いし、とにかく沢山読んでらっしゃって詳しいんです。しかも「あまり好きではない」と書いてらっしゃる部分にも同感できたり... グ○ンサ○ガも、同じぐらいで挫折してらっしゃるし。(笑) やっぱり好みが合うって大切ですよね。ブックガイドでも書評サイトでも。それにブックガイドを作るなら、このぐらい造詣の深い人であって欲しいです~。
「遥かな異世界と神話的世界」「とびらの向こうは別世界」「日常の中の不思議」...などジャンルに分けられてるので、好みの作品が探しやすいですし、「異世界」「剣と魔法」「神話」「アーサー王」など、色んなファンタジー的キーワードで書かれたコラムでもかなり紹介されているのが嬉しいです。紹介されている本は、全部で400タイトルにも上るようですね。一体どうやったら、こんなに沢山読めるのかしら!
あまりに沢山紹介されているので、初心者向けではないかもしれないんですが(どれを選ぶか迷っちゃいそう)、ファンタジーのブックガイドとしてはすごくオススメ。本の装幀も素敵だし、この充実度で1800円なら安いです。(「ファンタジー・ブックガイド」石堂藍・国書刊行会)

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Commentaires(6)

石堂藍さん、すごいですよねえ。

こんなにいっぱい、いろんな本、読めるものなのか、不可解ですらあります。
このガイドブックに書いてある本、全部読もうとしたら、ヘタすると一生かかってしまうかも。
石堂さん、1日が765時間くらいある世界に住んでるとしか思えないです。

石堂藍、東雅夫、須永朝彦。
この三人が、幻想文学の驚異の案内人。
ほんとにそんな書物が実在するのか、というような本を、次々に紹介してくれます。
おかげで、ガイドブック自体が、かなり幻な感じを漂わせますw

荒俣宏さんでも、すでにとんでもないシロモノで、
水木しげるから妖怪として認定されたらしいですが、
石堂・東・須永も、この世界の住人ではないと思われます☆

おお、overQさんは石堂藍さんをご存知だったのですね!
私は今回初めて名前を知ったのですが、ほんとすごい方ですね。
古今東西、ほとんど全てのファンタジー作品を網羅してらっしゃるんでしょうかー。
これだけ沢山挙げられるということは、実際はその何倍も読んでらっしゃるということで…
うー、本当に1日が765時間あっても驚かないです… ってか、そのぐらいじゃないと理屈に合わない☆

ほんと、読みたい作品がものすごーくいっぱい増えちゃいました!
でも頑張って読んでるうちに、ブログがすっかりファンタジー系になってしまいそう。
うちのサイト、開設した当初は完全にミステリサイトだったんですよー。
Yahooの登録もミステリのところなのに… 看板に偽りだらけになっちゃいそうです。(笑)

東雅夫さんと須永朝彦さんは、お名前を聞いたことがある程度なんですが(汗)
その方々も、同じように凄いんですか。
この石堂藍さんも途轍もない方と思ったんですが、そんな方があと2人も存在するとは!
や、もちろん、荒俣宏さんも十分過ぎるほどすごい方ですが… 
このお2人のオススメの本など、ぜひぜひ教えて下さいませ。m(__)m

四季さん、こんにちはー。
またまた面白そうな本を読んでらっしゃる!
私まで「面白そう♪」とチェックさせていただきました。

石堂藍さん、『幻想文学』でブックレヴューを書いてらして
歯に衣を着せぬその辛口コメントぶりが大好きでした。
褒めて紹介される本はどれも面白そうで、つい読みたくなっちゃうんですよ!
もしかしたらそのブックレビューも『ファンタジー・ブックガイド』に反映されているのかも。
うーん。なおさらに楽しみ♪
(「幻想文学」の書評欄を一番信頼していたのに(涙)。休刊しちゃって本当に残念/号泣)

横レスですが、その「幻想文学」の編集長だった方が東雅夫さん。
作家というよりは名編集者です。
「幻妖ブログ」をお気に入りに入れて、チェックしてます。 
 http://blog.bk1.co.jp/genyo/
人からいただいた須永朝彦さんの単行本を持ってたりしますが、
この方も小説家よりも日本文学に関しての評論家や編者としての側面のが
強いような気がします。
ただ『就眠儀式』は吸血鬼小説として有名らしいですよん。

七生子さん、こんにちはー。
いやー、ほんと面白かったです、この本は!
後から後から素敵な作品が出てきて、もうワクワクしちゃいましたもん。
七生子さんに教えて頂いたような本も色々載ってましたし♪
あ、七生子さんも、既に石堂藍さんのことご存知だったのですね。
いやーん、私ってば、ほんと知らないことばかりで恥ずかしいです…
「幻想文学」というのも、まるで読んだことがないですし。
そんな素敵な雑誌があったのを、知らなかったなんて迂闊すぎっ。

東雅夫さんのブログ、早速ブックマークしました! ありがとうございます。
そして「就眠儀式」ですね。メモメモφ(.. )
あれから東雅夫さんと須永朝彦さんの著書を調べてたんですが
お2人ともホラー寄りの方なのでしょうか?
あ、幻想文学って、そもそもがそういうもの?!(うわーん)

ほんと、紹介されてる本を全て読もうと思ったら一生かかりそうですが、
まだまだ遅くないと信じて、これからも色々読んでいきたいです!

何を持ってファンタジーと称するのか判断基準が難しいところですが、いわゆるファンタジー小説ほど好き嫌いが分かれるものは無いのではないでしょうか。そういう意味でも好みの似ている方の紹介は詠みたい本が増えて困ります・・・(^^ゞ
ファンタジーって合わないと全く読めませんしね・・・サクッと短めの物はないかしらん。自分は特にファンタジー好きとは思えないのですが、こちらの本でどのような本を紹介しているのか知りたくなりました。

そうですよね、ファンタジーの定義って難しいですよね。
いわゆる異世界とか魔法とかそういうのがあれば分かりやすいんですけど(笑)
そういうのじゃなくて、でもファンタジーとしか言えない作品もありますしねえ。
石堂さんの定義はかなり広いですよ。
おお、コレを入れますか!(喜) というのがいくつもありました。(笑)

>サクッと短めの物
この言葉で思い出したのが、ハインラインの「夏への扉」なんですけど…
これはファンタジーじゃなくてSFですかね… 石堂さんのラインナップには入ってません。(爆)
でも大好きな作品なんです。もし未読ならぜひ~。

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