「おんみつ蜜姫」「退屈姫君恋に燃える」米村圭伍

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退屈姫君の新作が...!ということで、早速読もうと思ったのですが、そういえば風見藩絡みの「おんみつ蜜姫」もまだ読んでなかったのを思い出して、せっかくなので合わせて読んでみました。
「おんみつ蜜姫」の時代は8代将軍吉宗の治世。蜜姫は九州豊後の小藩のお姫さまで、退屈姫君の時代からすると、風見藩の先々代藩主に当たる時羽光晴と結婚することになるので、およそ70年ほど遡ることになります。(退屈姫君は、10代将軍家治の頃)
父が刺客に狙われ、それが将軍吉宗の放った刺客だと思い込んだ蜜姫が、藩を出奔して大活躍。幕府転覆の陰謀あり、忍びの暗躍あり、海賊騒ぎあり、諏訪湖に眠る武田の軍用金ありと盛りだくさんのストーリーで、相変わらずの軽妙な語り口と、味のある登場人物たちの会話が楽しい作品です。特に吉宗と大岡越前の会話が、まるで「大岡越前」か「暴れん坊将軍」でも見てるようで可笑しいんですよね。しかも、時羽光晴がなんであんな変な決まり事を作ったのかずっと不思議に思ってたんですが、ようやく謎が解けました♪

そして「退屈姫君恋に燃える」は、前作「退屈姫君海を渡る」(感想)の続編。確か「風流冷飯伝」「退屈姫君伝」「面影小町伝」で3部作になってたと思うんですけど、いつの間にか「退屈姫君シリーズ」になってたんですね! やっぱりめだか姫、可愛いですものねっ。まだまだ続編が期待できそうで嬉しいな。
今回のタイトル「恋に燃える」で、「えっ、めだか姫が恋...?!」とびっくりしたんですが、恋は恋でも、めだか姫自身の恋ではありませんでした。(ほっ) 大名のお姫さまと風見藩の冷飯の青年の恋です。めだか姫が絡んできたことから、田沼意次に睨まれることになって... やっぱりこのシリーズは田沼意次との対決も欠かせないですね! で、またしても無理難題をふっかけられて、さあ大変。
田沼意次に関しては「退屈姫君伝」の時の方が生彩があったように思うし、無理難題の解決もその時の方が鮮やかだったと思うんですが、でも今回はめだか姫の姉の猪鹿蝶三姉妹が、頑張ってくれてます。ものすごい姉さんたちでした。

今回のこの2冊も、ほんと楽しかったです。楽しい時代物といえば、これと畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズが双璧ですね。やっぱり米村圭伍さんの時代物は大好き。未読の作品も全部読もうっと。(新潮社・新潮文庫)


+既読の米村圭伍作品の感想+
「退屈姫君 海を渡る」米村圭伍
「おんみつ蜜姫」「退屈姫君恋に燃える」米村圭伍
「紀文大尽舞」米村圭伍
Livreに「風流冷飯伝」「退屈姫君伝」「面影小町伝」の感想があります)

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  ○ 『風流冷飯伝』 今考えると◎◎の評価が妥当かと ◎◎ 『退屈姫君伝』 既読書評なしm(__)m   ○ 『錦絵双花伝』 文庫化改題→『面影小町伝』 ... » Lire la suite

 いやあ、退屈姫君シリーズ、相変わらずのお気楽面白さである。読書はひとつの娯楽であることを思い出させてくれる。  ところで、最近、米村圭伍を読みたいのだけ... » Lire la suite

Commentaires(4)

結局ですねえ、退屈姫君新作のほうはですねえ、買うの忘れていて・・・
ったら図書館に入っていて、予約して・・・今手元にあるのですですです。

読むのです。楽しみなのですですです。

あーっ、買わずに借りてしまったのですね。(笑)
やっぱり今回もめだか姫は可愛かったですよ~。
彼女が入ったからこそ、騒ぎは大きくなったという気もしますが…(笑)

感想、楽しみにしてまーす。

四季っぺ、読んだ、面白かった。
めだか姫に会いたい。床で慰めてあげたい(笑)
諏訪でもいい(大笑)
猪鹿蝶シスターズでもいい(大爆笑)

http://heavenly-kiss.cocolog-nifty.com/blog/2005/10/post_5fea.html
エルフさんが呼んでるよ~!

聖月さんも読まれましたか~。
今回も楽しかったですよね。やっぱり好きです、このシリーズ。
あ、でも床で慰めたいってぇ。(笑)
めだか姫はいいですけど、諏訪相手はかなり大変そうですよ。
そして猪鹿蝶シスターズは、さらに…(わはは)

あ、エルフさんの記事ね、私が見た時はコメント欄が使えなくて
BBSに書き込んだんですよー。
教えて下さってありがとうございます(^^)。

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