「ミヒャエル・ゾーヴァの世界」ミヒャエル・ゾーヴァ

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広告やポスター、ポストカードの仕事から、本の挿画を手掛けるようになり、オペラ「魔笛」の美術監修、映画「アメリ」にも参加と世界を広げたミヒャエル・ゾーヴァが、自作や自分自身について語った本。というか、文章は多いのですが、やっぱり画集ですね。未発表のものを含めて45点の作品が収められています。本当は私自身、ゾーヴァ本人のことはそれほど興味はなかったのだけど、でもやっぱり人となりや仕事のことなど色々分って興味深いですね。(文字の大きさや行の間隔の具合が、どうも読みにくくて堪らなかったんだけど)
「アメリ」は私も観ましたが、アメリの寝室の絵だけでなく、部屋に置かれたランプや、少女時代のシーンに登場する「病気のワニ」もゾーヴァが作ったものだったとは知らなかったですー。

ゾーヴァの絵には動物が多いのが1つの特徴だと思うんですが、それは「風景に付け足しで描いてみたら思いがけずドラマが生まれて面白かった」のがきっかけなんだそうです。人間を描くと、どうしても物語が気になってしまうのだけれど、人間を描くところをあえて動物に置き換えてみると、人間を描く場合よりもシリアスになりすぎなかったとか。擬人化もないわけじゃないんでしょうけど、でもそれほどはっきり擬人化してるわけじゃなかったようですね。や、動物でも、十分に物語を感じさせる絵だと思うんですけど...。(笑)
巻末には、「ちいさなちいさな王様」を始めとして色々な作品で組んでいるアクセル・ハッケの「ゾーヴァのついて」も。ハッケによると、ゾーヴァは「上塗り家」。「税金の申告書」を理由になかなか仕事を引き受けようとせず、引き受けた後も、庭の木を植えなくちゃとか鉢植えを買いに行かなくちゃとか家の用事を理由に言い訳したり、絵を描いては気に入らずに10回ほど上塗りしてしまって、挙句の果てにその本とはまるで関係ない絵が出来上がってしまったり... ゾーヴァと一緒に仕事をするというのは、なかなか大変なことのようです。(笑) (講談社)


+既読のミヒャエル・ゾーヴァ作品の感想+
「キリンと暮らす クジラと眠る」アクセル・ハッケ ミヒャエル・ゾーヴァ
「ミヒャエル・ゾーヴァの世界」ミヒャエル・ゾーヴァ

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TITLE: 読書日記 ミヒャエル・ゾーヴァの世界 URL: http://slowfish.blog9.fc2.com/blog-entry-486.html IP: 64.125.250.27 BLOG NAME: den_en relax DATE: 10/30/2005 09:02:30 AM » Lire la suite

松屋銀座で本日まで行われていた、不思議な物語ーユーモアに秘められた、ただならぬ気配ミヒャエル・ゾ―ヴァの世界展へ行って参りました!これは日本におけるドイツ年のイ... » Lire la suite

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四季さまへ初のトラバです!
ミヒャエル・ゾ―ヴァの世界展へ行って来た感想です。四季様もお読みになった本の方は展覧会で買ってきたのでこれから見ます!

Nikitaさん、こんにちは!
わあ、初トラバありがとうございます。
世界展、いいですねえ。早速記事を見に伺いますね♪

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