「ペギー・スーii 蜃気楼の国へ飛ぶ」セルジュ・ブリュソロ

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ペギー・スーのパパの新しい仕事は、砂漠のはずれにある、使われていない飛行場を警備すること。しかしその砂漠に着いた途端、青い犬は、目に見えない子供たちがそこら中にいて泣き声を立てていると言い、地元に住む老人は、この砂漠にできる蜃気楼は非常に危険で、今までにも多くの人々がその蜃気楼に足を踏み入れ、そのまま帰ってこなくなったと言います。そしてペギー・スーの両親や姉も、その蜃気楼の中に攫われてしまうのです。

「ペギー・スー i 魔法の瞳をもつ少女」(感想)に続く、ペギー・スーシリーズの2作目。
1巻を読了した時に予想した通り、2巻の方がずっと面白かったです。1巻ではペギー・スーは完全に孤立していたし、相当ブラック風味だったんですけど、今回は仲間が出来たせいか、そのブラックさがかなり緩和されてました。1巻で出会った青い犬はペギー・スーを守ってくれようとする頼もしい存在だし、今回は蜃気楼の国から逃げてきたセバスチャンという少年も仲間入り。

恐ろしい恐ろしいと散々脅かされた蜃気楼の国は、一見子供の楽園。通りに立ち並ぶケーキ屋ではケーキやキャンディが無料で配られているし、魔法の丸薬を飲めば何でも希望通りの姿に変身できるし、雲の上でスキーもできるし... 何でも希望が叶えられる場所。でもそれらは全て落とし穴なんですね。
両親と姉を救い出すためには、まずその蜃気楼を作り出している悪魔の目を覚まさせなければならないと聞き、青い犬やセバスチャンと一緒に悪魔の庭園に乗り込むペギー・スー。でも野菜や果物に変身してしまいそうになったり、果物が我慢できないぐらい美味しそうなお菓子の香りを漂わせて誘惑してきたり、さらにはお菓子に変身してしまった仲間を食べたくて仕方がなくなったり...!(これ、結構凄いです) 負けそうになりながらも、仲間と一緒に頑張るペギー・スーの姿がなかなか良かったです。畳み掛けるような展開に引き込まれて、一気に読み終えてしまいました。フランスで人気があるというのも、ようやく納得。(角川文庫)


+シリーズ既刊の感想+
「ペギー・スーi  魔法の瞳をもつ少女」セルジュ・ブリュソロ
「ペギー・スーii  蜃気楼の国へ飛ぶ」セルジュ・ブリュソロ
「ペギー・スーiii 幸福を運ぶ魔法の蝶」セルジュ・ブリュソロ
「ペギー・スーiv 魔法にかけられた動物園」「ペギー・スーv 黒い城の恐ろしい謎」セルジュ・ブリュソロ

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