「バウンダーズ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

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ごく普通の12歳の男の子・ジェイミーは、ある日<あいつら>を見てしまったことから、無理矢理ゲームの中に放り込まれ、<故郷に向かう者(バウンダーズ)>となることに...。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズらしい多重世界の物語なんですが、ここで移動手段となるのは、いつものような魔法ではなくて、ゲーム。ゲームをしている<あいつら>という存在、そしてその駒となったジェイミーたち。ジェイミーたちは<あいつら>によって、次々に違う世界へと移動させられ、その世界の言葉を覚え、生活に慣れた頃に再び移動することになります。
もしこの世界を神の視点を持つ誰かが操っていたら... という話は時々ありますが、駒とされてる人間が神の視点に気づくことって、それほどないと思うんですよね。でもこの話の中では、そういう存在が普通の人間の世界のある場所に入り込んでいるから、駒となる人間にも分かっちゃう。だからこそ、そのゲームのルールを逆手に取ってやろうという戦いが生まれるわけなんですが。
D.W.J.らしい明るい雰囲気はなくて、どこか重苦しい雰囲気。どうも雰囲気が掴みにくくて2回読んだんですけど、やっぱりイマイチ良く分からなかったかも... というか今ひとつ納得できなかったような... 描写が足りなかったのか、主人公以外の登場人物のイメージをしにくかったのもどうもなあ、でした。(PHP研究所)


+既読のダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品の感想+
「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「アブダラの空飛ぶ絨毯」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「デイルマーク王国史」1~4 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「わたしが幽霊だった時」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法使いはだれだ」「クリストファーの魔法の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔女と暮らせば」「トニーノの歌う魔法」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法がいっぱい」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
留守中に読んだ本(18冊)(「マライアおばさん」「七人の魔法使い」「時の町の伝説」の感想)
「呪われた首環の物語」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「花の魔法、白のドラゴン」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「いたずらロバート」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ダイアナ・ウィン・ジョーンズのファンタジーランド観光ガイド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バウンダーズ」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「星空から来た犬」「魔空の森ヘックスウッド」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「バビロンまでは何マイル」上下 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ウィルキンズの歯と呪いの魔法」「海駆ける騎士の伝説」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「うちの一階には鬼がいる!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法!魔法!魔法!」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「ぼくとルークの一週間と一日」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「牢の中の貴婦人」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「魔法の館にやとわれて」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「キャットと魔法の卵」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
Livreに「ダークホルムの闇の君」「グリフィンの年」「九年目の魔法」の感想があります)

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『魔法使いハウルと火の悪魔』の著者の作品。 好奇心旺盛な少年の冒険物語、と思いきや…。 とっかかりは、なんとも不可解で。 この物語の構成というか、... » Lire la suite

Commentaires(2)

四季さん、こんにちは。
ちょっと久しぶりにファンタジーに興味が湧いたのでダイアナ・ウィン・ジョーンズの本を買ってしまいました。
読んでもいないのにわざわざ報告にくんな!って思われたらどうしよう・・・。
ええと、実は他にも報告があってJardinSoleilのMonologueを読ませて頂きました。とても面白かったです。僕は最近、なんのために本を読むのだろうとか読書にどんな意味があるのかとか多分考えても意味のないことをしています。それでも他の人がどう考えているのかを知りたかったのですが、なかなか見つからなくて。だから四季さんが本を読むということについて色々考えていらしたのを見つけてそしてそれを読めたこと、本の好きな人の意見を知ることができてとても嬉しかったし刺激的でした。
一体、こんなに早く本を読めてなおかつ理解してその上感情を表現する能力を持っているなんてどういう方なのかと思いましたが今わかりました。
四季さんは本の妖精を統べる女王様だったのですね。僕は読書界の平民なのにこんなになれなれしくしていいのでしょうか。
すみません、今度はちゃんと何か読んでからコメントにきます。長くなり失礼しました。

kyokyomさん、こんにちは。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品はどれを買われました?
この「バウンダーズ」かな? それとも創元の文庫とかかな?
どれも結構クセが強いのですが、kyokyomさんのお気に召すといいなあ。
私自身は、クレストマンシーシリーズの「クリストファ-の魔法の旅」「トニーノの歌う魔法」が一番好きです。(児童書ですが)
あ、「読んでいないのに」なんて、そんなことは全然思わないので大丈夫ですよ!
読まれた時は、また感想なりともお聞かせ頂けると嬉しいです(^^)。

わ、Monologueを読んで下さったんですね。ありがとうございます。
時々偉そうなことを書いていてお恥ずかしいんですが(んなこと言うぐらいなら書くな!ですが)
でも、楽しんでいただけたようで良かったです。
「なんのために本を読むのか」というのは、改めて考えたことがないんですが(あれれ)
本については色々と思うところがあるので、時々あんな文章にしてます。
えええ、女王様だなんて! そんなそんなとんでもないですよぅ。
本を読まれる方は沢山いるし、自分の読みの浅さに恥ずかしくなることもしょっちゅうだし
kyokyomさんが書かれていた、柴田元幸みたいな方のことを知ると、羨ましくて身もだえしそうになってますよ。
あ、でも本を楽しむことにかけて「だけ」は、他の方にあまりひけを取らないのではないかと… 「だけ」ですけどね。(笑)
読書がその人にとってどんな意味を持つのか、何のために本を読むのかというのは、きっと人それぞれでしょうね。
kyokyomさんにとってはどうなのでしょう? また記事で拝見できるのかな? 楽しみです。

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